保育士の退職の仕方(退職代行の利用法)

雑記

今回は保育の仕事がつらい人に向けた記事になります。

私は保育、教育の仕事に就いて8年が経とうとしていますが、その中で2回の転職を経験しています。2回の転職をしているということは、退職も2回経験しているということになります。8年という比較的短い期間の中で2回も転職しているということは褒められたものではありませんが、私の経験が同じような境遇の方の支えになればと思っています。

今回は

①退職を決断するまで

②退職を決断したら

③退職の具体的な方法

という流れでお話をしていきたいと思っています。

①退職を決断するまで

まずは保育士の仕事がつらくなったときに思い出してもらいたい話となります。保育の仕事がつらくなってきたときは、以下の点を思い出して確認してほしいと思います。

・何がつらいのか考えてみる

今の自分の状況を詳しく分析してみましょう。分析する気力がないかもしれませんが、その場合は次のステップ(②退職を決断したら)へと進んでもらって構いません。分析する力が残っている方は、何がつらいのか、その元凶を考えてみましょう。人間関係、子どもとの関わり、保護者対応、生活リズム、経済面など、いろいろな理由が考えられます。

私の場合は「生活リズム」が一番の問題でした。朝6時に起きて、帰ってくるのは平均23時、早いときで21時という生活でした。しかも、持ち帰りの仕事もあるため、あくまで帰る時間が平均23時ということで、睡眠時間は平均4~5時間ほどでした。幸い体を壊すことはなかったのですが、このままの生活を続けることはできないと思い、退職を決断しました。

・解消できそうな問題なのか考えてみる

何がつらいのか分析ができたら、そのつらい問題が解消できそうなのか考えてみましょう。子どもへの対応や保護者対応、同僚との人間関係などであれば、誰かに相談したり、自分の保育の仕方を変えることで状況が変わるかもしれません。

ただ、解消できない問題ももちろんあります。園の方針が自分とは合わない、ベテランの先生との関係が良くない、経済的に苦しいなど、誰かに相談したところで簡単には変えられない問題があることは事実です。そして、そのような問題はすぐに解決できるものではありません。

私の場合は生活リズムがつらい一番の理由でしたが、自分の能力的に睡眠時間を削らなければ仕事を回すことができなかったため、どうすることもできませんでした。管理職や上司に相談した際には、多少効率の良い働き方を教えてもらえましたが、簡単に担任を変えることはできず、私が体を壊していたわけでもなかったため、現状を変えることは簡単ではありませんでした。

 つらい元凶を解消できそうな場合

つらいと感じる元凶を解消できそうな場合は、解消に向けて動いてみましょう。現状はつらくても、休日に遊ぶことでリフレッシュできたり、誰かに相談することで仕事を分担してもらえたりと、少しでも現状が変わりそうであれば、行動してみる価値は十分あります。保育士というやりがいのある仕事に就けた誇りをもって、あと少し頑張ってみましょう。

× つらい元凶を解消できなさそうな場合

つらいと感じる元凶を解消できなさそうな場合は、無理をせず次のステップへと進みましょう。園の方針を変えたり、給料を上げてもらったりすることは、1日2日時間をかけたところで無理です。また、誰かに相談したところでも無理です。その場合は、自分の現状を変えることに全力をかけてみましょう。つまり、退職をするということです。退職をする覚悟が決まったら、次のステップです。

②退職を決断したら

退職を決断したら、なってはいけない状態というものがあります。それは「ぶれる」ということです。おそらく、退職を決めた後もいろいろな人の話を聞いたり、情報を仕入れたりする中で「本当にやめていいのか」という思いが湧き上がってくることもあるかと思います。そのたびに、「やっぱり続けてみよう」と思いとどまっていては、現状を変えることには何も繋がりません。簡単には変えられない現状を変えるために退職するのですから、退職しなければ現状を変えることはできません。私は決して退職を進めているのではなく、「覚悟を決めたらぶれない」ということをお伝えしたいのです。「退職しよう」「やっぱり続けよう」という状況を繰り返していたら、現状は何も変わらないのです。むしろ、「やっぱり続けよう」という気力があるのであれば、続けたほうが良いでしょう。

退職をする際には、誰かに迷惑をかけるのではないかと考えることもあるでしょう。ただ、厳しい言い方ですが、あなたがいなくなったとしても、職場は回ります。そして、多少影響はあれど、何もなかったかのように園の時間は進みます。そもそも、そこまであなたのことを気にかけてくれる人が近くにいるのであれば、あなたが追い込まれる状況にはなっていないはずです。退職をすると決めたのであれば、新しい環境、人生に向かって前向きに退職を進めましょう。

③退職の具体的な方法

一般的な退職の方法についてお話しします。

・就業規則を確認する

退職の何日前に申し出るのかは園の就業規則で決まっています。そのため、いつまでに申し出ればよいのか確認してみましょう。就業規則で決まっていない園はないと思いますが(決まっていない場合、そちらのほうが問題)、労働基準法の上位法である民法627条では、解約の申し入れから2週間経過することで契約が終了するという旨が定められています。もし、就業規則が見つからない場合には、2週間前に申し出ることで法的には退職が問題なく行えるということになります。とはいえ、日本ではほとんどが「年度」単位で動くため、基本的には3月末をもって退職となることが多いでしょう。状況にもよりますが、円満退職を目指すのであれば、3月末の退職を考えたうえで申し出のタイミングを逆算しましょう。

退職の申し入れ

就業規則が確認出来たら、退職する旨を上司に伝えましょう。基本的には直属の上司となりますので、主任や担任を組んでいる先輩がいたらその方に伝えますが、保育士の場合は園長との距離が比較的近い園が多いこともあり、直接園長に申し出ても問題ありません。この申し出る瞬間が最も緊張する瞬間でしょう。私も何度タイミングを逃したか数えきれません。ただ、どこかで伝えなければ何も変わらないと覚悟を決めて、話をする機会を作りましょう。

・(退職交渉)

この工程は必ずしもあるわけではありませんが、申し入れたその日に受理されることが少ないのも事実です。退職日までの期間が長ければ長いほど、この交渉が入ってくる可能性は高くなります。交渉というのは、簡単に言えば「引き止め」のことです。多くの場合、もう少し考えてほしいということで時間を与えらえれます。場合によっては、改めて主任や関係者で話し合う場を設けようということで、先延ばしにされることも珍しくありません。ただ、あなたは覚悟を決めて申し入れをしたはずです。可能であれば、自分の意志は固いということを伝え、その場で退職の意向を収めてもらうようにしましょう。もし、先延ばしになったとしても、意思をぶれさせることなく退職の意向を伝えましょう。

・退職届の作成、提出

退職の意向を伝え、その考えを認めてもらったら改めて退職届を作成します。本来は「退職願」を作成し、その後「退職届」を作成するのですが、その辺の手続きは退職を伝えた上司に確認しましょう。多くの場合、交渉が終わっていれば退職届だけで済みます。

退職届のテンプレートがある場合はそのテンプレートを基に作成していきますが、特に決まっていない場合は、自分で作成します。テンプレートについては以下の転職サイトを参考にしてもらえると良いかと思います。

【社労士監修】退職願・退職届の正しい書き方(テンプレート・手書き版・封筒の書き方見本あり)
【無料テンプレート(フォーマット)をご用意】「退職届の書き方は?」「退職願と退職届と辞表の違いって?」「出し方、時期(タイミング)は?」など、退職の意思を上司や会社に伝えるときに生まれやすい疑問に答えます。上司や会社とのトラブルを避けて円満に退職するための書き方のポイントをお伝えします。

転職サイトdoda【社労士監修】退職願・退職届の正しい書き方(テンプレート・手書き版・封筒の書き方見本あり)

退職届が作成できたら、退職を伝えた上司に提出しましょう。

・(引継ぎ)

こちらの工程も必須ではありませんが、円満退職を目指すのであればやっておいたほうが良いでしょう。子どもの様子や保護者の情報などは次の学年の担任をするうえでも重要になってきますので、細かく伝えられると良いかと思います。また、教室やロッカールームなどに自分の私物がある場合は、そちらも徐々に持ち帰るようにしましょう。

※裏技(退職代行)

もし、あなたが職場に行くことも難しく、退職までの期間も耐えられないという場合は「退職代行」を利用するのも一つの手です。ただ、メリット、デメリットをしっかりと考えたうえで利用しないと、その後の就職にも影響する可能性がありますので、以下の点に注意しながら利用するようにしましょう。

・退職代行のメリット

気まずい交渉がない

最大のメリットはこれだと思います。一番神経をすり減らす工程を省くことができます。退職代行の場合、上司へと退職の意向を伝える部分を代わりにやってくれるため、自分でタイミングを見つけて話しかける必要がなくなります。そのため、引き留めなどの交渉をされる可能性もぐっと低くなり、退職の意思がぶれる可能性も低くなります。

②職場に足を運ぶ必要がない

上のメリットとも重なりますが、代行をしてもらう場合、基本的に職場に足を運ぶ必要がありません。そのため、自宅にいても退職届を提出できたり、退職の意向を伝えることができます。罪悪感にかられる可能性はありますが、自分が職場に行きたくないと追い込まれている場合、そんなこと考えている余裕はありません。職場の人間関係などが原因で退職を覚悟した場合などは有効なメリットといえます。

③確実に退職できる

退職代行に頼んだ場合、プロが退職を代行しますので、まず確実に退職できます(退職できなかったらそちらのほうが問題です)。そのため、悪質な引き留めや、辞められないといった状況に陥ることはありません。お金はかかってしまいますが、「退職する」といった自分の意思がゆらぐ可能性は低くなります。

・退職代行のデメリット

①費用がかかる

退職代行は言わずもがな、他の人に退職をお願いするわけですから費用が掛かります。会社によって費用は異なりますが、3万~5万が相場といわれています。安いとは言い難い金額ですので、費用が掛かるということを頭に入れたうえで利用する必要があります。

②印象が悪くなる

退職代行を使う際に最も気をつけなければならない点です。代行を使うとほぼ100%あなたの印象は悪くなります。もう会うこともない人達ですので、気にしないで次の人生に生きるという考えが持てればよいのですが、改めて保育士として再就職しようと考えている場合は注意が必要です。再就職先が退職した園と近い場合、または同じ地域にある場合は、悪いうわさが流れる可能性がありますので、近い園での再就職はお勧めできません。退職後の人間関係が少なからず影響しそうな場合は、代行の利用は見直したほうが良いでしょう。

おすすめの退職代行サービス

①ガーディア

労働組合法人が代行するため、低価格で確実に退職できるところがポイントです。費用も一律29800円となっており、退職代行にかかる相場の3万円程度となっています。弁護士費用や退職代行の確実性においてバランスの取れた会社といえます。

②ネルサポ

費用の安さが売りの会社です。通常でも24000円と破格の値段ですが、2022年8月9日現在はキャンペーンを行っており、一律22000円でサービスを受けることができます。また、何度も使うことは望ましくないのですが、再利用する場合は一律20000円となっています。少しでも費用を抑えたい方にはお勧めです。

③Jobs

退職代行Jobsが提供するサービスの案内

弁護士監修が売りの会社です。費用は労働組合費2000円を含む29000円と相場に近い価格ですが、弁護士が監修していることから安心して代行をお願いすることができます。このブログでは上記のサイトを含め、悪質な代行サービスは紹介していませんが、悪質な退職代行が存在しているのも事実です。安心間をもってサービスを依頼したい方にはお勧めです。

④弁護士法人みやび

弁護士法人を売りにしている会社です。費用は55000円とお高めですが、他社では対応できない案件なども扱っており、最後の砦感のある会社となっています。退職金請求など、退職に関する金銭的な問題などがある場合はお勧めの会社です。

⑤辞めるんです

顧客満足度の高さが売りの会社となっています。即日退職、費用の後払い可能、退職先との連絡不要を売りとしており、費用も相談回数無制限で一律27000円とお得になっています。丁寧な対応を求めている方にはお勧めの会社です。

⑥オイトマ

退職できなかった場合は返金してもらえるサービスのある会社です。費用は24000円と、比較的お安い価格帯となっていますが、万が一退職が叶わなかった場合には全額返金保証がついています。退職できなかったということはないかとは思いますが、他の会社に乗り換える場合にも返金保証がついているのは魅力的な会社といえます。

⑦ニコイチ

退職実績に定評のある会社です。創業から16年間退職実績が100%という驚異の実績を誇っています。費用は27000円で弁護士監修ですので、安心してお願いすることができます。価格、安心感など、総合的に実績の高い会社といえます。

⑧キャリアサンライズ

費用が非常に安い会社です。15000円で代行してもらえるのですが、弁護士等がついていないため、退職を申し出るということを専門に行っている会社といえます。有給休暇の日数の調整、各種保険の手続き、上司の解任依頼、ハラスメント等への対応などには対応していないのですが、退職をするためだけであれば問題ないかと思います。経済的負担を低く抑えたい方にはお勧めです。

退職願を出す女性

今回は保育士の退職についてお話ししました。退職は多くの場合悩みぬいた末に選択するものであると思っています。そのため、誰かに迷惑をかける、自分には根性がないなど、悲観的な気持ちや罪悪感が湧き上がってくるかもしれません。ただ、自分の人生は職業だけで決まるわけではありません。また、正解もありません。つらいという感情があるのであれば、違う視点を持って、新しいことにチャレンジしたり、違った職場で再スタートを切るのは前向きな選択といえるのではないでしょうか。

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