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鬼遊び(鬼ごっこ)のねらい

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今回は鬼遊び(鬼ごっこ)のねらいについてお話したいと思います。

※過去の鬼遊びについての記事はこちら

鬼ごっこが最強の運動遊びである理由について書いてみました。実践する運動遊びに迷ったら「鬼ごっこ」と言っても過言ではありません。誰しもが遊んだことがあるであろう鬼ごっこの利点と、いくつかの鬼ごっこについて紹介しています。

鬼遊びは生活に溶け込んでいると言っても過言ではないくらい頻繁に遊ばれています。そのため、鬼遊びをして遊ぶ「ねらい」などについては考えないことのほうが多いかもしれません。

ただ、遊びによって得られる効果や、期待できる効果について知り、子どもに適切に提供することで、心身の発達を促すことができます。

そこで、今回は鬼遊び全般に関するねらいについて考えてみたいと思います。納得してもらえた場合、指導案等にも活用してもらえたら幸いです。


①おもいっきり走ることができる

鬼遊びでは核となるねらいになるのではないかと思います。ただ、鬼遊びでは常に全力疾走しているわけではありません。鬼となって追いかけるときや、鬼から追いかけられるときにおもいっきり走る機会がおとずれます。そのような機会を作り出すためにも、場所の広さや遊ぶ人数、鬼の数など、微妙な調整をしてあげることが大人の役割となります。
参加者全員が瞬間的であったとしても、おもいっきり走ることができたら、ねらいは達成されたといえるでしょう。


②走る方向を変えることができる

子ども達の中には決まった方向にしか走れない子どももいます(最近はまっすぐ走れない子も多くなっています)。自分の進みたい方向に上手く方向転換できず、よくよく見てみると、左方向だけだったり、右方向だけだったりにしか走れていないことがよくあります。
右に左に、前に後にと走る方向を変えながら走れていれば、このねらいは達成です。

※類似したねらいとして、「方向転換を上手に行うことができる」「進む方向を切り替えることができる」など、年齢に応じて使い分けてもよいかと思います。


③きまりを守って遊ぶことができる

鬼遊びでは、鬼が他の参加者に触れたら鬼が代わる、という「きまり」が存在します。シンプルですが、このきまりを守ることで遊びが成立します。そのため、他の参加者に触れていないのに鬼が代わったりすると、遊び自体が成り立たなくなってしまいます。そうしたことからも、「きまり」「ルール」「約束」を守ることは子ども達にとって社会性を身につけるための大切なねらいとなります。
きちんときまりにしたがって遊びに参加できていれば、ねらいは達成できているといえるでしょう。


④逃げ方や追いかけ方を工夫することができる

鬼からどのように逃げるのか、また、鬼はどのように参加者にタッチするかということを考え、行動することができるということは重要なねらいとなります。鬼がいない場所を見つけ、鬼から遠ざかるように移動したり、友達の陰に隠れて、鬼に見つからないように移動したり、自分なりの逃げ方を工夫しながら遊びに参加することができると、思考力や判断力の発達にもつながります(鬼であれば、部屋の角に追い込むように捕まえるなどもよいでしょう)。
それぞれが自分なりの逃げ方、追いかけ方ができていれば、ねらいは達成できているといえます。


⑤体を動かす楽しさを感じることができる

このねらいは鬼遊びに限定したねらいではありませんが、鬼遊びを通じて体を動かす楽しさを感じることは、年齢の低い子どもとっては特に大切なねらいとなります。そのため、遊び全体を包括するねらいとして設定しておくとよいでしょう。
子ども達が遊びに夢中になり、遊び続ける様子が見られたら、ねらいは達成したといえるでしょう。


今回は鬼遊びに関するねらいを5つほど挙げてみましたが、ねらいは1回の保育につき2~3つ程度でよいでしょう。あまり多く設定しすぎて、子ども達に求めるものが多くなってしまうのも問題です。

また、今回はできるだけシンプルなねらいを挙げました。年齢が上がれば上がるほど、敏捷性の向上や走る速さの調節、友達との協調など、さまざまなねらいが細かく設定できます。
また、鬼遊びの種類によっては、色を判別したり、友達の模倣、手をつなぐことによる親近感の醸成など、その遊び特有のねらいを設定することができます。

子ども達の実態や、環境、遊びの種類に合わせてねらいを決めつつも、今回紹介した基本的なねらいを組み込みながら、保育が設定できるとよいかと思います。

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