今回は大学卒業後、小学校教員になるまでの経緯を書いてみたいと思います。
大学卒業
私は高校卒業後、地方国立大学へと進学をしました。学部はもちろん教育学部です。
運よくストレートで合格することができましたが、入学後に開示した合格者の順位は36番目でした。
ちなみに、私の入学した学部の定員は35人でしたので、補欠合格のようなものです。
センター試験(現在の共通テスト)の得点率は6割程度でしたので、お世辞にも学力が高いとは言えないかと思います。
このように、運に救われた入学から4年後、無事に卒業をすることができました。
大学院進学
大学4年時に受けた教員採用試験は校種を「高校」で受けました。
地元の県で受験したのですが、現実は厳しく、結果は不合格でした。
教員採用試験に落ちた場合、教員を目指す多くの人は教員を希望する県で臨時採用の教員、いわゆる「臨採」として働きます。
そして、現場で経験を積みながら教員を目指すのですが、私の場合は祖母から偶然「大学院への進学を考えなさい」という話を聞き、大学院進学について考えるようになりました(祖母は教員でも教育関係者でもありません)。
正直、大学院への進学は専修免許状(通常の教員免許状の上位版のようなもの)がとれるからいいや、程度の考えでいたのですが、この大学院への進学が後に大学教員への就職に大きな影響を及ぼすこととなります。
進学先の大学院は、在籍していた大学の設置している大学院を希望したため、内部進学となりました。
内部進学とはいえ、試験は専門科目と英語を受験し、なんとか合格点をもらうことができました。
大学院生活
私の進学した大学院は、読者の方がイメージされている大学院とはかけ離れているものかもしれません。
大学院と聞くと、頭の良い人が行く場所、研究に没頭する場所、というイメージがあるかもしれませんが、私の進学した大学院は行く当てのない就職浪人を受け入れるような場所でした。
そのため、定員割れをしており、お金さえ払えば基本的には入学できるような場所となっていました(すべての大学院がこのような状況というわけではありませんので、悪しからず)。
大学院では大学生活の延長のような生活を送っており、授業を受け、レポートを提出し、単位を取得するといった、何ら学部生と変わらない生活を送っていました。
そして、2年後の教員採用試験に向けてぼちぼち勉強を始めるといった形でした。
そのような緩い生活を送りながらも、あとがない私は何とか教員になろうと2年生の夏には3つの県の教員採用試験を受けました。
ちなみに、この時受けた校種は「小学校」です。自分の中では「高校」と「小学校」で迷ったのですが、最終的には採用倍率が低く、合格率の高い「小学校」を選びました。
このようなことを書くと、小学校教諭の先生方からお怒りの言葉をいただくとともに、「そのような輩がいるから教員の質が下がってきているんだ」という世間の声も聞こえてきそうなのですが、事実ですので包み隠さずお伝えします。
3つの県を受けた結果、2つの県から合格をいただき、1つの県は2次試験で不合格でした。
この採用試験についても後々詳しく書こうと思っていますが、このうちの一つの県で小学校教員となり、3年間働くこととなりました。
簡単ではありますが、小学校教員になるまでの経緯について素直に書いてみました。
改めて振り返ってみると、大学院進学の理由や小学校教員になった目的も明確ではなく、だらしがないと思える部分ばかりです。
今後、同じような人間を生み出さないためにも、私の経験から注意すべきことなどをお伝えしていけたらと思っていますので、よかったらご覧ください。
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