大学教員公募~jrecinにおける「update」の文字には要注意~

大学教員公募

今回はjrecinにおける「update」についてお話ししたいと思います。

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update

大学教員公募も冬の時期に差しかかり、公募情報から焦りが見え始める今日この頃ですが、公募情報を見ていると「update」という表示を見かけることがあるかと思います。

jrecinでは緑色で表示されており、「新規」の表示である赤色のアイコンとは別の色で表示されているため、公募一覧を見ていると違いに気が付くのではないでしょうか。

このupdateの表示ですが、updateが表示される際の理由としては、大きく2つが考えられます。

①内容の訂正

まず考えられるのは、純粋な間違いの訂正です。

記載していた内容に修正が必要となり、修正をした結果、updateの表示がなされているというケースです。

この場合、単純なミスを訂正したことによるupdate表示ですので、全く問題ありません。

また、ミスではないのだけれど、募集職位を変えた、担当科目を変更した、という場合も時々見かけます。

募集職位が変わった場合、若手を欲しているのか、ベテランを欲しているのかなど、多少の詮索はできるかもしれませんが、担当科目の変更はあてになりません。


なぜなら、内定が決まった後、予定していた科目に加えてもう1つ2つ担当してもらいたい、などということはざらに起こるからです。

専門とかけ離れており、科目適合性が必要とされる場合は別ですが、誰でも持てるような大学独自の科目の場合、内定後に持たされることも珍しくありません。

いずれにせよ、上記のような場合は特に警戒する必要もなく、純粋な間違いだと受けとらえても問題ないかと思います。

②募集期日の延長

問題はこちらのケースです。

updateされた理由が募集期間の延長であった場合、要注意です。

なぜなら、単純に考えて、設定していた期日では人が集まらなかった、または、適切な人材が見つからなかった、というケースが考えられるからです。

後者であればまだよいのですが、前者であった場合、着任後に何かしらの問題が見えてくることがあります。

jrecinに掲載されている公募というのは、研究機関や民間の会社のものも含まれますが、ほとんどの公募が高等教育機関のものです。

つまり、大学、短大、高専、専門学校と行った、高校卒業後の教育機関(高専を除く)であることがほとんどです。

高等教育機関のポストというのは、専門分野にもよりますが、基本的には人気があり、ポストが見つからないがゆえにポスドクとして出身大学に残る人もいるくらいです。

正直なところ、専門学校や短大のポストと大学、高専のポストでは応募人数に差が出るかもしれませんが、それでも、募集がまったくないということは珍しい部類に入ります。

これらのことを踏まえて募集期日の延長が行われたケースについて考え見ると、何かしらの問題を抱えている学校である可能性があります。

問題というのは様々で、経営状況がよくない、学生の質がよくない、悪いうわさが立っている、通勤するための立地がよくないなど、本当に様々ですが、共通して言えることは、「何かがよくない」状況であるということです。

特に、「適切な人材が見つかり次第、募集を打ち切ります」というような記載があるにもかかわらず、募集期間を延長している場合、人材が見つかっていないことは明白でしょう。

学校側が求める基準が高すぎるのか、純粋に人が集まらないのかは定かではありませんが、募集期間を延長しているupdateは要注意です。

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今回はupdateされる際の理由について考えてみました。

学校側もできるだけ早く次年度の担当者を確定させたいため、年末年始にかけての募集というのは、焦りが見え始めます。

具体的には、募集期間が極端に短かったり、提出書類がゆるゆるになったり(自己プロフィールと教育研究業績書だけの提出でよい、など)というケースが見られます。

そのため、募集内容をきちんと確認して応募することをお勧めします。

ただ、これまでもお話ししていますが、見方を変えるとチャンスでもあります。
職場環境の劣悪さよりも、まずは高等教育機関における教歴をつけることが重要かと思いますので、大学以外の校種からチャレンジされる方にとっては、これからの時期の公募が勝負といえます。

どなたかの進路選択の参考になれば幸いです。

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