今回は大学教員公募における現職場への報告のタイミングについてお話しします。
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退職意志の伝達
大学教員公募に限りませんが、転職を考えている場合には現職場への報告が必須事項となります。
そのため、公募の結果とともに、どのタイミングで現職場への報告を行うのか、ということが意外と重要となります。
なぜなら、退職の意志を伝えるのが早ければその後の職場環境に何かしらの影響を与える可能性があったり、逆に、退職の意志を伝えるのが遅かった場合、それはそれで現職場に多大なる迷惑をかけてしまうからです。
どちらにせよ、現職場には迷惑をかけることとなるのですが、できるのであれば、波風があまりたたないよう、自分にとっても現職場にとっても可能な限り良いタイミングで報告ができれば、それに越したことはないかと思います。
ただ、退職や転職というのは頻繁に起こる出来事ではないため、伝達のタイミングというのがわからないという方も少なくないのではないかと思います。
私自身もまだ2回しか退職の意志を伝えたことがありませんので、手練れということではないのですが、その時に管理職から伝えられた伝達の希望のタイミングなどを含めてお話ししたいと思います。
①公募に出した時点での相談
先に断っておきますが、これは私の意見ではなく、短大を出るときに管理職から言われた話です。
私が退職の意志を決めた際、管理職的には、公募に出した時点で相談してほしかった、という話をされました。
確かに、管理職的には異動の可能性をできる限り早く知りたいと思うのが自然でしょう。
そのため、理想的なタイミングとしては、2次試験に呼ばれたタイミングで相談しておくと、管理職的にも良かったのではないかと推察します。
②内定が決まってからの報告
次に、私が実際に報告したタイミングの紹介です。
私は、内定通知書が届き、採用内定が確定した時点で職場に報告しました。
そのため、「相談」ではなく、完全に「報告」です。
小学校から短大に出る際は12月に報告、短大から4大に出るときは9月に報告を行いました。
小学校教員を退職する際はギリギリだったと言われましたが、短大から退職する際は比較的時間があったため、後任公募もきちんと期間をとって進めてもらいました。
個人的には内定後の報告がおすすめ
上記2つのパターンを紹介しました。
言わずもがなですが、私個人的には、実際に行った「内定決定後の報告」をお勧めします。
理由としては、管理職に相談する時点で異動の意志を伝えるわけですから、その後の業務に支障が出ないとも限りません。
簡単に言えば、管理職に公募を受けている相談をしたものの、2次試験で落選となり、その後、管理職には異動の意志が伝わってしまったため、嫌がらせを受けることが多くなった、というケースもなくはないからです。
また、現職場には申し訳ないのですが、やはり、異動の意志を持って公募を受けている以上、優先すべきは未来の職場です。
というか、現職場に未練があるのであれば、公募戦士は務まりません。
心苦しいながらも、現職場を切り捨てるような選択ができなければ、ずるずると現状を変えることなどできないからです。
よほど管理職が信頼に足る人物であれば相談しても良いかもしれませんが、基本的には事後報告のほうが、もし落選となってしまった際のいざこざを避けることができると考えます。
報告すべき相手
勤務場所の規模にもよりますが、退職の意向はまず、直属の上司に伝えることが良いかと思います。
私の例を挙げると、
短大の場合は、学科長、事務局長、学長といったような順番でした。
小学校教員の場合は、学年主任、教頭、校長、という順番でした。
規模が大きい場合、学長にまで直接報告をするということはないかもしれませんが、基本的な報告の順番は上記の順でよろしいかと思います。
よほど現職場に嫌がらせを受けていない限り、心苦しいかと思いますが、決意をもって報告しましょう。
ちなみに、退職願いや退職届の書き方についてはネットに転がっていますし、口頭で退職の意向を伝えた後、事務局が指示をしてくれることがほとんどです。
小学校教員時は、校長が指示をくれました。
そのため、提出書類については後々考えるとして、まずは口頭で意向を伝えてよいかと思います。
今回は退職の意向を伝えるタイミングについてお話ししました。
上記でもお話ししましたが、退職の意向を伝えるというのは決意が必要となります。
内定をもらい、後に引けない状況を作り出し、新しい職場に背中を押してもらうことが個人的には最善だと思っています。
報告後の職場では少し心苦しいかもしれませんが、新天地での仕事に期待を膨らませて、異動の日を待ちましょう。
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