学生との距離感

今回は学生との距離感についてお話ししたいと思います。

学生との距離感と授業

授業を行う以上、学生との距離感は少なからず意識することがあります。

学年といった集団との距離感も、学生との個人との距離感も、やはり「適切」な距離感がベストです。

それは言わずもがなですが、理想の距離感を保つことは簡単なことではありません。

距離感が遠すぎると授業内容が上手く伝わらず、近すぎると授業の規律が乱れることもあります。

言い過ぎかもしれませんが、時にはこの距離感が授業内容を考えるよりも重要となることがあり、教員としては意識せざるを得ない要素の一つだと思います。

距離が近すぎる学生

なかでも問題となってくるのが、距離感が近すぎる学生です。

友達のように話しかけてくる学生もいますが、それはまだ可愛いほうであり、本当に距離を縮めてくる学生の中には「依存」の可能性を秘めている学生がいます。

これまでも何度かありましたが、学生とたまたま趣味の話や興味のある事柄について話をした後、徐々に話しかけてくる頻度が高くなり、終いには研究室に趣味の話をするために押しかけてくることもありました。

割合としては多くはありませんが、男女問わず、どちらの学生も同様に研究室を訪ねてくることが多くなったケースがありました。

私の距離感のとり方がまずかったのかもしれませんが、どのケースも課題に対する相談から少し脱線し、趣味の話をし始めたのがきっかけです。

noteで情報を発信していることと矛盾するかもしれませんが、基本的に私は自分のことを知られたくないため、人の話を聞いたり、相手に質問をしたりして話を進めることが多いです。

そのため、「話を聞いてくれる」と思わせてしまうのかもしれません。

良くないと思いながらも、課題の相談を受ける中で、ピリピリとした雰囲気で行うのはあまり好きではないため、できるだけ場を和ませながら相談を受けるようにしており、それも距離感を近づけさせてしまう要因の一つとなっているかもしれません。

時間を決める

趣味の話で盛り上がるだけなら良いのですが、徐々に雑談のために研究室に来ることが増えてきます。

または、何かしらの理由をつけて研究室にやってきます。

ここから頻度が増していき、個人的には「依存」が始まると感じています。

そして、これは完全に私見とはなりますが、集団の中では目立たないものの、話始めると止まらない学生がいます。

そのような学生は「聞き手」を求めていることが多く、自分の趣味を理解してくれる人や話を聞いてくれる人に依存しやすい性質を持っていると感じます。

心理士でもないため全くの私見ですが、経験上、そのように感じます。

では、その学生たちにずっと付き合ってあげるのかというとそうではありません。

私にも仕事があり、自分の時間を確保しなければなりませんので、学生対応は仕事の一つではありますが、雑談に付き合い続けるのは精神衛生上も良くありません。

そこで、私は時間を区切ることとしています。

これは、臨床心理士の同僚から教えてもらった方法なのですが、実際の李勝現場でもよく用いられる方法だそうです。

突然研究室に来たときは、仕事が忙しいと切ることもあれば、何時から〇〇があるからそれまでしか話せないということを明確に伝えます。

メール等でアポを取ってくる学生もいますが、その場合は何時から何時までという時間の制限を伝えます。

正直なところ、雑談をしたいというのが見え見えですので、忙しいと言って断りたいのですが、授業に関する相談ということであれば無下にもできないため、とりあえず、時間を区切って対応します。

全く対応していないとなると学生対応に問題が発生する可能性があるため、最低限の保身をしている感じでもあります。

ほどよい距離感を保ち、近づけさせないというのが一番なのですが、授業に関する内容であれば回答せざるを得ない場合もあり、なかなか距離感を保つのは難しいなと日々感じるところです。

ソーシャルディスタンス

今回は学生との距離感についてお話ししました。

距離感は人によっても違えば、その日その日でも異なってくるため、なかなか適切な距離に保つのは難しいのですが、授業を円滑に進めるためには非常に重要な要素だと感じます。

目に見えない、感覚的な部分だからこそ、敏感に感じ取って対応していくことが大切なのかもしれません。

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