今回は小学校教員と大学教員の休日の時間についてお話ししたいと思います。
これまでの記事でもお話しした内容が出てくるかもしれませんが、悪しからず。
小学校教員時代の休日
これまでの記事でもお話をしてきましたが、私が勤めていた学校は激務の象徴のような学校でしたので、一般的とされる学校とは少し違うかもしれません。
1年目は訳も分からず仕事をこなすことだけを考えていましたが、それでも土日のどちらかは1日学校で作業をしていました。
もちろん、2日とも学校に行って作業をしている日もありました。
2年目以降は少し仕事の進め方がわかってきましたが、それでも、土日のどちらかは学校に行っていました。
土日をどちらとも休みに当てたのは、連休や長期休暇くらいだったと思います。
以上のような状況でしたので、休日として使っていた時間は少ない方だったと思います。
ただ、仕事をこなしていくことで安心感を得ていましたので、仕事が余った状態で休むことのほうがストレスとなっていました。
(非常によくない状況です)
2年目以降、純粋な休日を確保できるようになった時には、ふらっと電車ででかけてみたり、本屋に行ったりと、その時の気分に合わせて外出することが多かったように思います。
特に、本屋に行くことは大好きで、目的もなく新書を読みあさっていました。
短大教員時代
小学校教員に比べると、休日の時間は圧倒的に増えました。
ただ、休日に学校で作業をする癖が抜けず、小学校教員時代も同じく、土日のどちらかは学校に行くことが多かったように思います。
ただ、小学校教員時代と大きく違うことは、授業準備のために学校に行くよりも、研究を進めるために学校に行くことが多かったということです。
1年目は授業準備に追われていたこともありましたが、小学校教員と違い、2年目以降は内容を変えなくとも授業を行うことが可能です。
細かいデータの部分は毎年更新する必要がありますが、それ以外はほとんど同じでも問題はありません。
そのため、2年目以降は授業準備がぐっと楽になりました。
土日の時間が確保できるようになり、ジムに体を動かしに行ったり、相変わらず本屋に行ったりと、リフレッシュに使える時間も増えました。
大学教員時代
大学教員となってからは、さらに土日の時間が自由に使えるようになりした。
また、大学にもよるのですが、四年制大学では「研究日」というものがあり、月曜〜金曜までの間に1日だけ自宅研修日を設定することができます。
そのため、実質の出勤日は週4日となり、さらに時間が確保できるようになりました。
また、今の大学は土日に研究室を使うためには申請をしないといけないため、基本的に大学では作業をすることができません。
そのため、土日に学校へ行っていた癖も強制的に治されることとなりました。
今は結婚をして子供もいるため、土日は家族と過ごす時間に充てることがほとんどとなっています。
もちろん、時々家で作業をすることもあるのですが、基本的には平日に仕事を終わらせて、土日は家族と過ごす、ということができるようになりました。
以上のことからもわかるように、小学校教員と大学教員では土日の使い方が全く違います。
正直、小学校教員時代は独身であったからこそ仕事を回せていたという部分があったのですが、結婚した今の状況で小学校教員に戻れと言われたら、完全にキャパオーバーになると思います。
そのため、小学校教員で家庭をもたれ、子育てもされている方を見ると、本当に尊敬しかありません。
小学校教員時代や短大教員時代の時間の使い方は仕事に傾倒していたため、決して上手い使い方とは言えませんが、純粋な仕事量も大学教員よりもはるかに多いといえます。
(大学教員は個人差が大きく、一概に少ないとはいえないのですが、純粋な作業量としては小学校教員、短大教員のほうが圧倒的に多いと感じます。)
これは、教員数、職員数、仕事の配分などが影響していると思います。
大学は事務作業を職員が行なってくれる部分が多いため、非常に助かります。
一方、小学校教員は基本的にクラスのことは担任が全て行います。
短大教員は職員数が少なすぎて、職員の仕事も教員がしていました。
現在は事務作業を代替してくれる保護者の方が配置されるなど、小学校でも業務改善が図られているようですが、まだまだ担任の仕事量は多いままです。
まとまりがなくなってしまいましたが、小学校教員の先生方は圧倒的な仕事量を抱えています。
教育現場の働き方改善が叫ばれてもう随分と経ちますが、なかなか現状は変わりません。
少しずつ変えるのも必要ですが、思い切って大きな変化を起こすことが現代には求められていのだと思います。
近い将来、何かしらの改革が起こることを願うばかりです。
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