今回は大学教員公募における業績と応募大学についてお話ししようと思います。
※大学教員公募についてお得な情報をまとめています。noteにて有料とはなりますが、20本以上の記事が詰まっていますので、ご参考になれば幸いです。
業績と応募大学
これまでも大学教員公募について記事を書いてきましたが、今回の記事は少しイレギュラー的な内容となるかもしれません。
結論から申しておくと、
「自分の業績に合った大学に応募しなければ、採用は厳しい」
ということです。
当たり前のように聞こえますが、私が申し上げたいのは、「業績が多すぎると警戒される」ということです。
業績が少なくて落ちることは当然だと思いますが、その大学のレベルに見合っていない、つまり、業績をもち過ぎている場合、警戒されて採用を見送られることがあるのです。
そのため、あまり多くない事例だとは思いますが、業績をしっかりと積み上げている方は、その方なりに自分に適した大学に応募する必要があります。
大学のレベル
では、自分の業績に合った大学のレベルを見極めるためにはどうしたらよいのでしょうか。
これは感覚的なところもありますが、基本的にはその大学に採用されている教員の業績をチェックするのが1番良いでしょう。
採用は総合的に判断されますので、一概に言えないのですが、質、量とともにどの程度の業績の方が採用されているのか、という目安にはなるかと思います。
自分の持っている業績数、または査読論文の数、インパクトファクターなどを勘案して、自分の業績と照らし合わせてみましょう。
そして、自分の業績よりも高いレベルの大学にチャレンジするのは問題ありません。
ダメ元で応募するのは公募戦士の基本だと個人的には思っています。
しかし、冒頭でもお話ししましたが、自分の業績よりもレベルの低い大学に「安全策」として応募するのには注意が必要です。
あまりにもレベルがかけ離れている場合、「警戒」されて落選するということが起こりえます。
「これだけの業績をもっているのに、なぜうちの大学を選ぶのか?」という疑念から、人間性に問題があるのではないか、と勘繰られる可能性があるわけです。
今回は短い記事となりますが、業績と大学のレベルについてお話ししてみました。
若手であれば、業績の数も一部の天才を除いて多くないことが予想されますので、どこを受けてもあまり問題はないでしょう。
問題は40を超えてから、ある程度業績も積み、順調に研鑽を積んでいる方が何かしらの理由でレベルがかけ離れた大学を受ける場合です。
何事もバランスが重要であり、過ぎることはよくありません。
自分の身の丈に合った大学への応募がベストでしょう。
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