占いと進路

雑記

今回は私が経験した占いと進路のお話をしたいと思います。

ある日母親から言われた言葉

私が大学生の時だったかと思います。

遠方の大学に通っていた私は、長期休暇の際に実家へと戻った時、母親からある占いの結果を伝えられました。

なんでも、江原啓之氏のようなスピリチュアル系の方に私を含めた家族を占ってもらったらしいのです。

しかも、占い師の人が言うには、江原啓之氏は後天的な能力者であり、その占い師は先天的な能力者だとのこと。

ちなみに、占いは生年月日と写真を用いて行うようで、料金は1時間1万円という非常に良い商売でした。

毎年おみくじを引いて一喜一憂するなど、占い自体は好きな部類でしたが、胡散臭さ極まりない占い師の話をされたものですから、当時は話半分に聞いていました。

詳しい内容は忘れましたが、要約すると

「この人は先生の先生になる」

といった話をされたとのことでした。

当時、教育学部に通っていた私は、先生の先生というのがあまり理解できず、教員の上に立つ教員、つまり校長のことを指しているのかと思っていました。

教員になったら行き着く先はほとんどが校長であり、そこを目指すのは当然だと思っていた私は、まんまとぼったくられたと嘲笑っていたのを覚えています。

しかし、改めて考えてみると、大学院に進学するときも、小学校の教員になるときも、時折その占いの結果が脳裏をよぎり、教員になったら校長を目指すんだ、という考えの後押しをしていたように思います。(ぼったくりといいながらもかなり影響を受けてますね……自嘲)

小学校教員として

大学院を修了し、念願の小学校教員となった私ですが、「先生の先生」という言葉の解釈を変える出来事が起こります。

これまでは校長が「先生の先生」だと思っていたのですが、これは初任者指導教員のことを指しているのではないかと考えるようになったのです。

初任者指導教員とは、その名の通り、教員1年目である初任者に就く専属アドバイザーのような方で、授業準備の仕方から授業補助、補教なども行ってくれる先生のことです。

初任者指導教員はだいたい校長経験者がなることが多く、まさに、「先生の先生」という言葉がピッタリだっため、私の中では、最終的な着地点としては初任者指導教員が当てはまるのではないかと感じていました。

そして、小学校教員として過ごしていく中で、また、「先生の先生」という解釈を変える出来事が起こります。

大学教員という選択

詳しいことは以下の過去記事をご覧ください。

https://note.com/embed/notes/n02d9f024a8df
https://note.com/embed/notes/n3c3b526e9f9c

初任者指導教員を「先生の先生」として解釈していた私ですが、上記のような出来事があり、大学教員を「先生の先生」と考えるようになりました。

短大では教員免許を授与する課程があったため、これが「先生の先生」という意味なのか、と解釈するようになったのです。

結論:きっかけはどこにあるかわからない

今回の話から最終的に何が言いたいのかというと、進路につながるきっかけはどこにあるかわからない、ということです。

進路に限らず、物事全てに当てはまることかもしれませんが、自分の進むべき道を決めるとき、その後押しをしてくれる要素は、どこに隠れているかはわかりません。

私の場合は占いが好きだったということもあり、ぼったくりに近い占いでしたが、その占いの言葉をきっかけとして現在の職に就いていることは間違いありません。

つまり、占いが影響を与えた要因だということです。

勘違いしてもらいたくないのですが、決して占いを信じろということではありません。

何気なく友人から言われた言葉、親から言われた言葉、漫画で見た言葉、占いの言葉、偶然見た絵画、旅行先の風景など、自分に影響を与えるきっかけになり得るものは日常生活にありふれています。

その中から、何が自分に影響を与えるかはわかりません。

そのため、何をよりどころにするのかは進路を決める直前までわからないものだと思いますが、最終的には自分の良いように解釈すればよいのです。

そして、その解釈を基に動き出せたら、それでよいのです。

動き出した先に待っていたのが天国であれ、地獄であれ、動き出さなければ「今」は変わることがないと思うのです。

タロット占いをする占い師

まとまりのない記事となりましたが、自分が迷ったときに後押しをしてくれる支えと出会うためにも、日々、いろいろなものに触れて、いろいろな知識、感性を取り入れたいものです。

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