今回は苦境に陥った時、特に、良くないことが続いたときに支えにしていた漫画の名言を紹介します。
『災難ってのモンはたたみかけるのが世の常だ。言い訳したらどなたか助けてくれんのか?』
国民的アニメ「ONE PIECE」より、主人公を支える戦闘員の一人、ロロノア・ゾロが言った言葉です。
簡単に状況を説明すると、
大規模な戦闘の後、相手の親玉をなんとか倒し、戦ったみんなが一息つこうとしていた瞬間、さっき倒した親玉と同等、もしくはそれ以上の相手が現れた
といった場面です。
味方は疲労困憊であり、主人公は相手の親玉との戦闘で意識を失っています。
全員が万全の状態ならまだしも、ダメージも疲れも頂点に達している状況での、さらなる災難といった状況です。
悪いことが立て続けに起こることはよくある
私の経験談になりますが、悪いことが起こるときというのは、悪いことが畳みかけてくるように続くことがあります。
まさに、先ほど紹介したゾロの言葉の通りです。
教員時代、保護者対応が終わったと思ったら管理職から呼び出され、指導を受け、家に帰ったと思ったらこたつの電気をつけっぱなしだった、など、小さいことを含めると、災難が続くということはよくありました。
今でもよくあります。
そんな時、上記の言葉は現状を割り切り、災難を受け入れるための大きな支えとなりました。
結局、自分次第
災難が立て続けに起こった時、どうして自分だけこんな目に合うんだ、何か自分が悪いことをしたのか、という何かや誰かに吐き出したい、ぶつけたい気持ちになることもあるかと思います。
ただ、その状況を打破できるのは自分だけだと思うのです。
自分にとっての災難が誰かにとっての幸運であるかもしれず、自分の幸運が誰かにとっての災難であるかもしれないように、災難というのは人によって異なります(誰か一人が選ばれる大学教員公募などは良い例ですね。)。
そのため、自分が行動を起こす、もしくは、時間が過ぎるのを待つことでしか、その状況は変わらないのです。
他の人と関わることの多い教員という職業をしていると、災難が立て続けにふりかかります。
他の職業でもそうでしょう。
まだ30数年しか生きていませんが、人生、そんなに甘くできていないように思います。
そのような時、「やっぱり災難ってのは立て続けに起こるもんだなぁ」と割り切ることができると、精神衛生上、とても楽になったことを覚えています。
もちろん、楽になったとしても、状況が変わるわけではありません。
しかし、状況が変わらないのであれば、少なくとも絶望しながら災難と向き合うよりも、「人生こんなもんだ」と割り切って向き合うほうが、よほど前向きに物事を考えられると思うのです。
私はTwitterもしており、教員を中心とした多くの方のツイートを拝見しますが、基本的に書き込まれることは災難に関する内容です。
「書き込んで意見をもらう」という行動自体が状況の打破に関係しているかもしれませんので、書き込むこと自体を悪とは思いません。
ただ、純粋に災難はいたるところで起きていると実感するのです。
ゾロのように、自分の命を賭して物事に向き合えるほど肝の座った方は、世の中を見渡しても、限りなく少ないことでしょう。
漫画の世界のように、常に命を懸けた戦いを繰り返しているわけではありませんので当然ですが、その大きさに限らず、どうしようもない災難が起こった時には、現状を受けいれ、行動するしかないと感じます。
今回は漫画から名言を紹介しました。
漫画に限らず、言葉というものは不変的に私たちに影響を及ぼします。
その影響が良いものなのか、悪いものなのかというのは個々によりますが、時々は活字に触れ、言葉から力をもらうのが、私はとても好きです。
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