今回は大学教員公募におけるjrecinの活用法についてお話ししたいと思います
jrecin
jrecinをご存じない方のために簡単に触れておくと、jrecinというのは大学教員の公募情報が集まるサイトのことです。
基本的に大学教員を目指す、または大学を異動したいと思った時には、こちらのサイトで公募情報を確認し、応募します。
時々、大学のホームページにしか載らない公募などもありますが、今の時代、ほぼすべての公募がこのjrecinに集まります。
さて、このjrecinですが、大幅なリニューアルをした後、使いづらい、見づらいといった意見を中心に、散々な批判を受けていました。
最近、ようやく検索後の一覧がコンパクトに表示されるようになりましたが、それまではそれぞれの公募の概要が大きすぎてスクロールするのも疲れる仕様となっていました。
そんなjrecinですが、個人的にはリニューアル後の変更点で唯一「改善」と思った機能があります。
それは、「過去の公募情報が見られるようになったこと」です。
過去の公募が残るようになった
これまでのjrecinであれば、公募期間が過ぎた情報はインターネット上から抹消され、どのように検索しようとも引っかかることはありませんでした。
そのため、公募情報を何らかの方法で保存しておく必要がありました。
公募情報を保存する理由としては、自分が応募した公募であれば、締切日を確認し、選考結果が届くのを推測したり(意味ないのですが)、自分が応募していない公募であっても、どのような人がそのポストに就いたのかチェックするために私は活用していました。
過去のことですので、振り返ることが嫌いな方はあまり活用することがないかもしれませんが、どのような公募に対してどのような人が採用されたのか、ということを知るのは、自分の業績で闘えるのか、ということを知るための重要な分析だと私は思っています。
そのため、過去の公募情報がネット上に残っているというのは、私にとっては非常にありがたい改善点でありました。
検索の仕方
ちなみに、どのようにして過去の公募を検索するのかというと、ブラウザは何でも構いませんので、検索エンジンを開いたら、
「jrecin 〇〇大学 〇〇論」
といった感じに、jrecinと大学名と公募科目を入れると、サイト上に残された公募情報がヒットします。
そして、その公募情報を開くと、きちんと「公募期間は終了しました」という朱書きが表示されるため、過去の公募であることが確認できます。
jrecinと大学名でもヒットするかもしれませんが、公募している科目名まで覚えていると検索がしやすいでしょう。
今回は短いのですが、jrecinの活用点についてお話ししました。
過去の公募を見る人はあまりいないかもしれませんが、新年度の始まった今の季節、ふと気を緩めるとポストチェックをしてしまっている自分がいたりします。
これから公募情報がどんどん出てくる時期がやってきますので、分析を怠らず、どしどし応募したいですね。
コメント