今回はイス取りゲームについてお話しします。
この記事を見てくれている皆さんの中で、イス取りゲームをしたことがない、という人はほとんどいないのではないでしょうか。それほど、人気があり、誰しもが楽しめるゲームです。
しかし、そんな楽しいイス取りゲームにも欠点があります。
それは……
「座れなかった人が暇!!!!!」
特に、序盤で座れなかった人は、その後他の人が楽しむのを外から眺めて楽しむことしかできません。
見ているのが楽しいということなら話は別ですが、多くの人が参加し続けたいと思うのではないでしょうか。
参加者が子ども達であればなおさらです。保育者は応援しようという声かけをしますが、内心は参加したいと思っている子が多いと思います。
そこで、イス取りゲームの新しい形を紹介していきたいと思います。
まず、イス取りゲームのルールの確認です。
準備する者は参加者分のイスと歩いているときに流す音楽です。
①イスが外側を向くように円形(形は三角でも四角でも構いません)に並べ、参加者はイスの外側に並ぶ。
②音楽が流れたら、参加者は時計回り、もしくは反時計回りに歩き始め、音楽が止まったらイスに座ります。
③座れなかった人は円から離れ、イスを数脚取り除いて次のゲームを始めます。
簡単にルールを確認すると、このような形になるかと思います。
新しく追加する部分はこの後です。
④座れなかった人は円形に並んでいる人のさらに外側に並び、片手を出します。
そして、残っている人は外側にいる人の手にタッチをしながら歩かなくてはいけなくなり、タッチができなかった場合もアウトとなり、外側に出なければいけないルールへと変わります。
※タッチする手の高さは自由に変えて大丈夫ですが、音楽が流れ始めたら高さを変えたり、動かしたりしてはいけません。(ずっと手を動かしていると内側の人がタッチできなくなり、流れが止まってしまうことがあります。)
この④のルールを加えるだけで、序盤に座れなかった人にも役割ができ、ただ残っている人のゲームを眺めるだけ、という状況をなくすことができます。
子ども達にとっては、役割があるのとないのとでは大きな違いがあり、応援するだけという状況は非常に酷な状況と言えます。
そのため、タッチする役割を追加するだけで、最後まで参加者がゲームに参加し続けることができます。
また、イス取りゲームは通常イスで行いますが、イスの数が足りなかったり、激しさが増してくるとイスに体をぶつけたりと、アクシデントが起こることもあります。
そこで、イスの変わりに「フラフープ」を活用するとよいでしょう。
フラフープをイスのように円形に並べ、音楽が止まったらその中に入るようにします。フラフープはまとめて保管していたら場所も大きくとることはありませんので、数が足りなかったり、イスに体をぶつけたりする可能性も低くすることができます。
今回は短いですが、多くの人になじみのあるイス取りゲームについて紹介しました。多くの人が楽しめるゲームであることは間違いありませんので、ルールを工夫しながらみんなで楽しめるといいですね。
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