今回はケンパー遊びの強い味方を紹介したいと思います。
ケンパー遊びは歩行の安定してきた2歳ごろから遊ぶことができ、非常に親しみやすい遊びであることから、誰もが一度は遊んだことのある遊びといえるのではないでしょうか。歩行やバランス感覚の強化にもつながることから、幼児期の発育には有効な遊びともいえます。
ケンパー遊びは屋外であれば地面に円を書いて遊ぶことができますが、屋内では床にテープを貼ったり、フープを使ったりして円を作り出す必要があります。そんな時に役に立つのが「ケンケンパリング」です。
歩行が安定しない場合はフープで構いませんが、歩行が安定し、ジャンプもできるようになったのであれば、専用の道具を使ってみましょう。
「ケンケンパリング」
【サイズ】直径(外径) 28cm/直径(外径) 38cm /直径(外径)の3種類
※リングの幅は全て2cm、厚さ0.5mm
特徴①:幅広いフィールドを作ることができる
ケンパー遊びで重要となるのはフィールド作りといっても過言ではありません。なぜなら、地面に描いたりテープを貼ったりして準備した枠で遊び方の大半が決まってしまうからです。ケン、ケン、パ、と踏むような枠を書いているのに、ケン、パ、パ、と遊んでしまった、ということはほとんどないかと思います。そして、ケンケンパリングは様々なフィールドを作り出すために、取り外しの簡単なジョイントがついています。そのジョイントを活用することによって、縦だけではなく横にも広いフィールドを作り出すことができます。一度ジョイントすることができたら、簡単には外れませんので、誤ってリングを踏み、ずらしてしまう心配もありません。様々なジョイントの仕方を考えて、いろいろなリズムで跳んでみましょう。
特徴②:柔らかい素材でできている
ケンケンパリングはPE(ポリエチレン)素材でできているため、ねじれるほどに柔らかい素材となっています。そのため、子どもが振り回して遊んでしまったとしても、ぶつかったときの衝撃がやわらげられるため、けがの可能性が低くなります。重量に関してもとても軽いため、自分達で設置して、片付けることまで可能です。厚さも0.5mmとなっており、引っかかって転倒する危険性もほとんどありません。ただ、柔らかい素材である反面、重たいものなどを載せたまま保管してしまうとリングが歪んでしまう可能性があるため、保管方法については注意が必要です。
特徴③:カラフルなリングがセットになっている
リングは10本セットとなっており、赤、橙、青(水色)、黄色、緑(黄緑)の5色が2本ずつ入っています。そのため、視覚的にも認識しやすく、色の組み合わせでフィールドを構成することもできます。子どもたちは視覚的にケンパーの順番を認識することもできるため、地面に描いた円などよりもリズムがつかみやすくなると考えられます。様々な色の組み合わせを考えながらフィールドをつくってみましょう。
ケンケンパリングを使いながら、基本的なケンケンパ遊びに挑戦してみましょう
遊び方①3拍子
代表的なケンパー遊びのフィールドとなります。初めの「ケンケンパ」の時と2回目の「ケンケンパ」の時は足を変えてみるといいかと思います。まだケンケンに慣れていない場合は、こちらのフィールドを中心に遊んでみましょう。
遊び方②3・3・7拍子
こちらも代表的なケンパー遊びのフィールドとなりますが、長くなる分リズムが大切になってきます。慣れないうちは次にケンがくるのかパーがくるのか考えてしまうかもしれませんが、慣れてくるとリズムで進むことができるようになります。さらに年齢が上がると、ラダートレーニングなどのスプリント系のトレーニングにもつながってくるため、何度も繰り返し遊んでみましょう。
今回はケンパー遊びに最適な「ケンケンパリング」について紹介しました。ケンパー遊びはどこでも遊べる手軽な遊びではありますが、慣れてきたら専用の道具を使って、視覚的にもリズムの取りやすいフィールドで遊んでみてはいかがでしょうか。
コメント
昔よくけんけんぱやっていましたが、こんなリングが今はあるんですね。
これならもっと運動能力があがりそうですね。
うちもたまにけんけんぱして遊んでいるのでこのりんぐがあったらなーと思ってしまいました!
ainさん
コメントありがとうございます。
地面に円を描いてもケンパー遊びはできるので「必須」ということではないのですが、円を色で識別したり、フィールドをすぐに変えやすいという利点もありますので、良かったら参考になさってください。