今回は大学教員公募の要となる「教育研究業績書」の書き方についてお話ししようと思います。
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教育研究業績書とは
説明する必要もないかもしれませんが、念のため、説明します。
教育研究業績書とは、その名の通り、これまでにどのような教育、研究を行ってきたのか、ということを書く書類であり、大学教員公募の要となります。この書類を基に採否(特に書類審査)が決まるといっても過言ではありません。
この教育研究業績書は、大学ごとに様式が準備されていることもありますが、基本的には文科省が出している「様式第4号」というものに沿って提出を求められることがほとんどです。
教職課程認定申請の手引き及び提出書類の様式等について:文部科学省www.mext.go.jp
この「様式第4号」というものは、教職課程をもっている大学、つまり、教員免許を取得することのできる大学において行われる「教職課程認定」という申請に関連して作られているものです。
課程認定については本記事の主旨から離れますので詳しくは説明しませんが、簡単に言うと、「免許を出す側の教員も、それなりの業績や実績があるよね?確認するよ?」という監査のようなものです。
おおよそ10年に1度行われることとなっており、この課程認定から漏れた教員は、授業を担当することができません。
教職課程に属する教員は毎度毎度冷や冷やするものですが、その認定に関わる書類ですので、ある意味教員審査のようなものだと思ってもらえたらと思います。
つまり、公募の段階で教員審査と同様の様式を活用しておくことで、教員しさが回ってきたときにそのまま対応することができるというわけです。
さて、前置きが長くなりましたが、上記の「様式第4号」の項目に沿って、書き方についてお話ししていきましょう。
教育上の能力に関する事項
最初に申しておきますが、絶対に避けなければならないこととして、
「何も書かない」
という欄がないようにすることが挙げられます。
苦しいながらも何か書く、それが少しでも印象をよくするために必要です。
このことを大前提としてお話をしていきます。
1.教育方法の実践例
小・中・高校などの学校や教育機関で教えていた経験がある場合には、その際の教授方法を記載します。ただ、ポイントとしては、
「担当科目に関連する実践例」
を記載することがベストです。
当たり前かもしれませんが、採用する側は公募に出している科目の担当者を探しています。
その科目において、どのような教育ができるのか、ということを知りたいわけです。
そのため、公募されている科目に関連のある実践例を書くことが求められます。
もし、関連する科目においての実践例がない場合は、苦しいながらも最も自信のある実践例について書きましょう。
上記のように教育機関で働いていた場合はあまり問題ないのですが、民間企業などで働いており、そこから大学教員公募に応募する場合は社内研修やセミナーなどでの教育経験があれば、そちらを書きましょう。
もし、それもない場合は苦しいですが、後輩などに教育した経験を実践例として書いておきましょう。
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