今回は小学校教員を目指す方向けの記事を書いていきたいと思います。
具体的には、教員採用試験で注意したいポイントを紹介します。
まず、私はこれまで宮崎県、鹿児島県、岡山県、千葉県(2回)、大阪府、奈良県の合計5県1府(7回)の教員採用試験を受けており、小学校4回、高校2回の採用試験を受けております。
そのうち、合格をいただいたのが2県であり、どちらも小学校での合格でした。
具体的には、
・大学4年生時:宮崎県、大阪府(どちらも高校で受験し一次不合格)
・大学院1年生時:千葉県(小学校の大学院進学者枠で受験し二次不合格)
・大学院2年生時:千葉県、鹿児島県、岡山県、奈良県(全て小学校で受験し、このうち2県から合格、1県は二次不合格、1県は別の県と二次試験日が重なり辞退)
不合格、合格のどちらもいただいた経験と、複数県を受験した経験から、試験形態別に共通していた注意点をまとめて紹介していきたいと思います。
※具体的な試験内容については、都道府県別の過去問題や試験内容など、他のサイトでも紹介しているところがありますので、今回の記事では触れません。悪しからず。
①筆記試験
筆記試験はほとんどの都道府県で一次試験として用いられており、教員としての最低限の学力を試す試験でもあります。
筆記試験があるのは当たり前、と思われる方もいるかもしれませんが、筆記試験は「必須」とは言えない場合があります。
それは、「講師経験」がある場合です。
教員採用試験を受ける県、または別の県においても、講師としての経験がある場合は筆記試験が免除される場合があります。
そのため、筆記試験が必須となるのは大学を卒業したての方や、講師経験が浅い方が対象となります。
講師経験があり、筆記試験免除が受けられる場合は、ぜひ活用しましょう。
さて、筆記試験のポイントとなりますが、こればっかりは過去の出題傾向を分析しながら、勉強を重ねるしかありません。
ポイントとは言えないかもしれませんが、私個人としては、一つの問題集を完璧に理解するまで何度も繰り返すという方法がおすすめです。
勉強法は各自適した方法があるとは思いますので、一番効率の良い方法を選んでもらうことが最適なのですが、自分に適した方法がわからないという方は実践してみてはいかがでしょうか。
というのも、教員採用試験は教職教養と一般教養、専門教養から構成されることが多いのですが、一般教養と専門教養に関しては範囲というものが実質ありません。
そのため、対策が立てづらいのです。
手を広げ過ぎて得点に結びつかないのであれば本末転倒ですので、まずは問題集を完璧にすることをおすすめします。
おすすめの教材としては、共同出版の過去問題集がおすすめです。
共同出版の過去問題集は全国から良問を集めて構成されており、その問題集をマスターするだけで知識と自信を得ることができます。
もちろん、都道府県別の過去問題集もありますので、そちらも併せて活用するとよいかと思います。
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◎ポイント:勉強あるのみ。一つの問題集を何度も繰り返す勉強法がおすすめ。
②小論文
小論文は筆記試験免除者に課されることの多い試験であり、筆記試験と併せて実施されることの多い試験です。
小論文に関しては多くの参考書、添削サイトなどがありますので、ご自身が書きやすい形式で書いていくのが最適かと思います。
ここでは、私が使っていた書き方であり、多くの方にも活用できるであろう書き方をご紹介します。
テーマ例:「卵かけご飯のおいしい食べ方について論述せよ」
①テーマに対する自分の認識を軽く述べる。
・卵かけご飯とは、卵を生で食べられる日本ならではの食事であり、日本人にはなじみの深い食事であると考えられる。
②テーマに対する結論を決める。
・私は卵かけご飯には醤油をかけるという食べ方が最もおいしいと考える。
③結論に対して理由や考えを述べる。
・卵の甘さと醤油のしょっぱさが絡みあうことで、卵本来の甘さを際立たせるから。
・液状の生卵に醤油が加わることによって、ご飯自体の水分量が増え、口に入れた際に、より滑らかな舌触りへと変わるから。
④改めて結論を述べる。
・以上のことから、私は卵かけご飯には醤油をかけるという食べ方が最もおいしいと考える。
簡単ですが、基本的にはこの流れで小論文が完成します。
最高得点は取れなくとも、減点する箇所は少なくなるため、流れとして平均以上の得点は期待できます。
また、細かい点ですが、小「論文」という文章の性質上、「思う」よりも「考える」という語尾にしたほうが印象が良くなります。
論文というのは基本的に「考察」するものとなりますので、細かい点ではありますが、意識すると良いでしょう。
◎ポイント:4つの章で構成し、語尾は「考える」となるよう意識をする。
ここからは主に2次試験に必要な内容がふんだんに盛り込まれています。そのため、noteにて有料記事として販売しています。
有料エリアを見ることで
・実際の試験方法について
・採用側が求めていること
・実際の失敗談
・実技における得点の仕方
などを知ることができます。
他にも同様の情報はwebサイトにあるかとは思いますが、6府県合計7回の教員採用試験を受けた人はそれほど多くないのではないかと思っています。
経験談を含め、貴重な情報になるかと思いますので、興味のある方はご活用ください。
(記事を読んでいただいて得た収益は、今後の記事作成のために活用させていただきますが、ご購入後、無価値な情報だと感じた場合は遠慮なく返金申請をお願いします。)
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