大学における自治会の重要性

雑記

今回は大学における学友自治会の重要性についてお話ししたいと思います。

自治会とは

大学生であればこの言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、それでも、聞いたことがあるというだけで、あまりピンとはこないかもしれません。

また、「学友会」「学生自治会」「学友自治会」といったように、呼び方も大学によって様々です(この記事では「自治会」で統一したいと思います)。

自治会とは、大学運営に関わる学生で作られた組織であり、様々な行事に関わることはもちろん、学生目線の意見を大学側に伝えるという重要な役割も持っています。

あまり知られていないかもしれませんが、入学金や授業料と一緒に「自治会費」というのが支払われていることがほとんどです。

この費用は、自治会活動を行うために必要な費用ではありますが、卒業記念品や謝恩会などに使用されることもあります。

現状

しかしながら、現在の自治会のほとんどは教職員から指示を受けて行事を運営したり、活動をしたりするという形がほとんどです。

指示を受けることが悪いと言っているのではなく、「完全に学生だけの」自治会というものは存在しないと考えてよい、という意味です。

自治会は入学式、新入生歓迎行事、オープンキャンパス、学園祭、卒業式など、様々な行事に関わります。

ただ、その行事というのは大学としても重要な行事であるため、学生単体で行うことはないのです。

学園祭などは学生が中心となって動きますが、予算を組むのは大学側であるため、全てを意のままに運営するということは難しいです。

上記のような現状から、教職員は自治会の学生に指示を出しつつ、行事を成功させるために協力をしてもらっているのです。

教員から見た自治会

正直、教員からすると自治会の存在は非常にありがたいものとなるのですが、これは規模にもよります。

規模の小さい大学だと、自治会の規模も小さくなり、教職員の数も少なくなることから、自治会への指導を教員が請け負うこともあります。

もちろん、基本的には教員が請け負うのですが、その橋渡し役を職員の方がしてくれることもあるため、指導の度合いが変わってきます。

私が勤務していた短大では、教員が自治会の指導を請け負うこととなっており、毎週金曜日は9時ごろまで指導を行っていたこともありました。

ちなみに、短大は2年間しか在籍期間がないため、引継ぎが非常にしづらく、ほとんど教員が一から教えなくてはならない状況が毎年のようにありました。

規模が大きくなるにつれて、職員の数も増えることから、大きな大学であればあるほど、教員の負担は軽くなるのではないかと考えています。

その分、職員の皆様の負担が大きくなるため、心苦しい話ではありますが・・・。

ただ、規模の大きい大学では先輩後輩のつながりが強く、自治会の本来の姿である「学生による自治」が限りなく学生だけで行われている大学もあると聞きます。
(自治活動に力を入れすぎるがあまり、何年生かわからないような学生もいますが)

特に自治会と関わることの多いのは基本的に「学生生活委員会」や「学生委員会」といった委員会に属している教員であり、それ以外の教員は自治会と関わることはほとんどありません。

そのため、上記の委員会のメンバーでない限り、自治会はオープンキャンパスや各種行事を手伝ってくれる力強い味方となります。

ここまでの話だと、いかにも大学側に指示されて動いているように映るかと思いますが、そうでもありません。

最低限の指示は与えるものの、学生のリーダシップによって各自動くため、学生自身で考えて行動してもらう場面が多々あります。

そのため、学生も大変ではありますが、非常に良い体験となるのは間違いありません。

各自で動くため、問題が起こることもありますが、それを拭うのが教員の仕事でもあると考えています。

話がまとまりませんが、自治会という組織はどの大学にもある組織でありながら、その重要性についてはあまり認知されていません。

少なくとも、私は自治会の学生の働きに感謝を申し上げたい一人ですので、もし、大学生の方がこの記事を読んでくださっているのであれば、ご自身の自治会はどのような活動をしているのか、調べてみてはいかがでしょうか。

そして、少しでも自治会の存在が表に出てくれたらと思っています。

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