今回は大学教員の服装についてお話ししたいと思います。
この話題は他の方も記事にされていますので、全くオリジナリティがないのですが、やはり服装については触れておきたいなと思い、記事にしています。
バラバラ
大学教員の服装は本当にバラバラです。
基本的に服装の規程がないため、皆、各々の好きな格好で大学にやってきます。
男性はやはりスーツを着ている方が多い印象ですが、ジーパンにポロシャツで来る人もいれば、夏以外の季節はストールを巻いている方もいます。
女性は本当にバラバラです。
オフィスカジュアルというんでしょうか、とにかく、男性ほど個性が強い方はそれほど多くない印象です。
男性も女性も、面接などの試験がある際は、きちんとスーツを着てくることがありますが、それ以外の場面では、本当に自由といった感じです。
服装からわかること
各々が自由な服装で活動できる職場であるからこそ、服装からある程度の性格を予測することができます。
といっても、もちろん正確なものではなく、ただの感覚で性格を想像するといった感じです。
例えば、いつもキッチリスーツをきて、髪型もバッチリきてくる方であれば、真面目な印象を受けますし、いつも日傘に帽子をかぶってくる方であれば、上品な印象を受けます。
反対にジーパンにポロシャツなどでくる方からはラフな印象を受けますし、年中ストールを巻いてる方からは個性的な印象を受けます。
服装から受ける印象はバカにすることができず、少なからず当たっていることが多いものです。
外見はその人となりを示すと言いますが、あながちバカにはできません。
能ある鷹は爪を隠す
服装からある程度の性格が予測できるというお話をしましたが、その方が優秀かどうかということについては、服装から判断することは難しいです。
第一印象であれば、真面目そうな方、上品な方は優秀そうに見えて、ラフな方はそうではないように見えます。
しかし、これは全くあてになりません。
むしろ、能ある鷹は爪を隠す、ではないですが、ラフな格好をしている先生ほど、学会で有名であったり、優れた業績をお持ちだったりします。
反対に、格好だけは立派だけれど、業績は大したことのない方もいます。
こればっかりは服装から予測することはできません。
ある学会での出来事ですが、私が会場に入った際、1番後ろの席が空いており、その隣にはご高齢の方が座っていらっしゃいました。
その方はスーツでしたが、少し砕けた感じのスーツを着ており、パワーポイントのチェックをされているようでした。
会場には立ち見の方もおり、なぜ座らないのだろうと疑問に思いましたが、私は「お隣いいですか」と聞いたところ、すぐに快諾して、隣に座らせてもらいました。
その後、発表者が変わるタイミングで、お隣の方が席を立たれました。
そして、ステージに向かっていくではありませんか。
そのお隣の方は、某国立大学の学長をされていた方でした。
なぜ隣に誰も座っていなかったのかがその瞬間にわかりました。
無知というものは怖いものですが、それ以上に、砕けた格好からその人の優秀さを測ることはできませんでした。
このように、大学教員の服装からその業績や優秀さはわかりません。
そのため、服装でその人となりを判断するというのは非常に難しく、あくまで推測しかできないということです。
今回は大学教員の服装についてお話ししました。
事務職員がきちんとネクタイを締めてスーツを着て出勤している一方で、我々教員は自由に服装を選べますので、非常にありがたい環境で過ごさせてもらっていることを忘れてはいけません。
ボロボロの服装でありつつも、きちんと業績は積んでいるというかっこいい存在になりたいものです。
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