ばいきんまん先生に学ぶ~研究者としての姿~

雑記

今回はやなせたかし著「アンパンマン」に登場する「ばいきんまん」についてお話ししたいと思います。

ばいきんまん

説明の必要がないかもしれませんが、念のため、ウィキペディアを貼っておきます。

ばいきんまん – Wikipediaja.wikipedia.org

やなせたかし先生の著作である「アンパンマン」に登場する適役が「ばいきんまん」であり、日本人であれば老若男女問わず、誰でも知っていると思われるくらい有名なキャラクターです。

むしろ、知らない人を探すほうが難しいかもしれません。

この「ばいきんまん」というキャラクターですが、自称「(天才)科学者」だとうことをご存じでしょうか。

アニメなどを何気なく見ていると全く気が付かないのですが、よくよく考えてみると、ばいきんまんはとんでもない科学者であることがわかります。

科学者としてのばいきんまん

まず、登場する際にもほとんどの確率で「ばいきんUFO」に乗ってやってきます。

このばいきんUFOですが、飛ぶだけではなく、相手を攻撃するための大きな手が出たり、かびるんるんという手下のようなキャラクターをばらまいたり、さらに巨大なメカのコックピットになったりと、万能すぎるメカとなっています。

また、毎回のごとくばいきんUFOごとアンパンマンに殴られて飛ばされてしまうのですが、それをものともせずに完璧に修復して、再度アンパンマンの前に現れます。

このばいきんUFOに関する事象だけでも目を見張るものがあります。

研究者として参考にしたい姿

ばいきんUFOはさておき、ばいきんまんは作中では「悪役」として登場することがほとんどですので、基本的に人に迷惑をかけることしかしません。そのため、登場キャラクターからは恐れられ、嫌われています。

人に迷惑をかける行為は決して褒められたわけではないのですが、ばいきんまんを一人の研究者としてみた場合には参考にしたい姿がいくつかあります。

①不屈の精神

まず、何度アンパンマンに敗れても新たなメカを作り、挑み続ける姿勢には感服します。

「世界征服のため」という大義名分があるかと思いますが、その障害となる「アンパンマン」に勝つために、ありとあらゆる兵器を開発しています。

研究者は失敗することが常ですが、やはり失敗が続くと嫌気がさすというのが人間です。

ばいきんまん先生は人間ではありませんが、失敗にへこたれることなく、常に新しい開発、挑戦を続けています。

人様に迷惑をかけるメカ、兵器がほとんどですが、新たな発想でモノを作り続けるというのは研究者として見習わなければならない姿勢だと感じています。

②失敗を恐れない精神

①と重なりますが、ばいきんまんの場合、メカの開発を仕事としているわけではないため、少し我々とは環境が違いますが、何度アンパンマンに敗れても(失敗しても)、新たな対策を考え続けています。

時には黒バラ女王、砂男といった共同研究者?と手を組みながらアンパンマン討伐に臨むこともありますが、基本一人でメカ開発を行っています。

数十年に渡って失敗し続ければ、途中で挑戦を辞めてしまいたくもなりますが、一貫してアンパンマンに挑み続けている姿を見ていると、いつかアンパンマンを倒してしまう(成功する)のではないかと感じずにはいられません。

③発想を現実化する確かな知識

数十年に渡ってあらゆるメカを作り続けているばいきんまんですが、あれほどのメカを作り続けるためには、それに裏付けられた確かな知識があると推察します。

「そうだ!!」と思っても、実際に現実化できるかどうかは、また別の問題です。

それを、ばいきんまんはいとも簡単に成し遂げてしまうのです。
(そこに痺れ、憧れます。)

アンパンマンに勝つためのアイデアと、それを現実化するための確かな知識、技術には毎回驚かされます。

ばいきんまんはいつ知識や技術をインプットしているのか分かりませんが、アイデアを現実化するためにも、しっかりと知識、技術をインプットすることも必要だと感じます。

ばいきんまん
引用:フレーベル館、やなせたかし

今回は研究者としての姿をばいきんまんから学びました。

繰り返しになりますが、人様に迷惑をかける行為は決して褒められたものではありません。

そのため、ばいきんまんの行為を肯定するわけではないのですが、見方を変えると学べる部分はたくさんあると思うのです。

どこから資金を得てきているのかなど、現実的に考え始めたらきりがないところもありますが、自分の糧になりそうな部分だけ切り取って考えられるのも、アニメや漫画の良い部分だと思っています。

ふざけた記事となってしまいましたが、今後もばいきんまん大先生の活躍に期待しています。

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