大学教員はお金をもらってなんぼ

大学教員の仕事

今回は大学教員はお金をもらってなんぼだということについてお話ししたいと思います。

大学教員とお金

すみません。
冒頭から謝罪させてください。
タイトルで釣りました。

正確には、「大学教員はお金を集めてなんぼ」です。

記事を読んでいただきたくて、語弊のある表記にしました。
申し訳ありませんでした。

改めまして、大学教員は「お金を集めてきてなんぼだ」という側面があります。
そこについてお話ししたいと思います。

これまでも、外部資金(競争的資金)などについてお話してきましたが、大学教員は研究を進めるためにお金(研究費)を集めてくる必要があります。

ここで注意していただきたいのが、あくまで「研究費」ということです。
研究費は研究のために使用するお金ですので、自分の収入とはならず、厳格に管理されたうえで、研究に必要な支出の時のみ使用することができます。

そのため、研究費を集めてきたからといって、その人の収入が上がるわけではないということを改めて申し上げておきます。

研究に必要な費用は理系、文系はもちろんのこと、細かい専門分野によってもその必要費用は全く変わってきます。

基本的には、実験などを行う理系は試薬や実験器具、実験動物などを準備する必要があるため、研究費もかかりやすく、文献調査やインタビュー調査などを中心に行う文系分野においては研究費がそれほどかからないと思われます(研究費を莫大に使う文系分野の先生方がいらっしゃったら申し訳ないです)。

ただ、研究費があって困るということはなく、あればあるほど効率的に研究を行うことができます。

例えば、文献調査を中心とする文系分野であったとしても、国内外の貴重な資料を現地に見に行こうとすると、移動のための旅費がかかります。その旅費を研究費で賄うことができたり、インタビュー調査を行うにしても、謝金を研究費から捻出することができれば、無償で調査を募るときよりも多くの参加者を見込むことができます。

また、新しい本を買ったり、図書館から資料を取り寄せたり、学会に参加したり、論文を投稿したりなど、研究に関わることであれば研究費で賄うことができるため、理系だけでなく、文系であったとしても効率よく、質の高い研究に取り組むことができます。

お金を集めてこられる大学教員こそ、真の研究者

大学教員にも様々な専門分野やスタイルの方がいらっしゃいますが、お金を集めてこられる教員こそ、真の研究者だと個人的には思っています。

理由は先ほど申し上げた通り、質の良い研究につながり、お金をもらっている以上、研究成果を社会に公表する必要があるため、学会発表や論文執筆などにもつながっていくからです。

また、お金を集めようと思っても、それまでの研究や経歴で研究能力を示すことができなければ、お金を預けてくれる企業や団体は現れません。

そのため、お金を集めてこられるというのは、それだけの研究者としての能力を買われているいうことでもあるのです。

若手を支援するような主旨の投資でない限り、研究能力のある人に研究を進めてほしいというのはごくごく自然な話でしょう。

IPS細胞を発見したことで有名な山中伸弥先生も、研究資金を募るために様々な地でマラソン大会に参加していたこともありました。

この場でお名前を出すのは大変恐縮ですが、研究にはお金が必要だということを表している代表例だといえます。

小・中・高校教員にも当てはまる

ここまでは大学教員についてお話してきましたが、お金を集めて研究するということについては、小・中・高校教員にも当てはまると考えています。

例えば、より良い授業を目指すのであれば、全国の様々な公開研究会を見て学ぶために、移動費が必要となります。
また、教材を作るための教材費、実験を行うための試薬の購入、効率的に授業を行うための教具の購入など、お金をかけられる部分は多々あります。

そして、代表的な競争的資金である科学研究費助成金(科研費)には「奨励研究」という枠があります。

その他にも、教育現場における研究を支援するという民間団体や自治体は探せば出てきますので、大学教員だけが外部資金を獲得できるというわけではありません。

もちろん、大学教員のほうが門戸は広いのですが、研究業績を積みたいのであれば、現場の先生方であったとしても、外部資金に目を向けてみるべきだと思います。

金

今回は大学教員とお金についての話をしてみました。

タイトルだけ見ると、なんてがめつい野郎だと思われたかもしれませんが、研究費を獲得するということに関してはがめつく、研究に関しては真摯に向き合っていきたいと考えています。

※もし、本記事に興味をもっていただき、大学教員を目指しているという方がいらっしゃいましたら、有料とはなりますが、以下のマガジンもご覧ください。現段階で大学教員公募に関する40本の記事を見ることができ、今後アップされた大学教員公募に関する有料記事も見ることができます。
よかったらご参考にどうぞ。

大学教員公募(購入用お得版)|小学校教員から大学教員になるまで|note
大学教員公募についてまとめています。無料のマガジンと異なり、こちらのマガジンは有料記事を含めた「購入用」として作成しています。単体での記事価格よりも少しお得に購入でき、その後も有料記事が更新された場合は、追加料金なしで読めるため、おすすめで...

大学教員公募(購入用お得版)|小学校教員から大学教員になるまで|note大学教員公募についてまとめています。無料のマガジンと異なり、こちらのマガジンは有料記事を含めた「購入用」として作成していまnote.com

コメント

タイトルとURLをコピーしました