今回は小学校教員と大学教員の出勤時間の違いについてお話ししたいと思います。
小学校教員時代の出勤時間
これまでも小学校教員時代の働き方については何度か触れてきましたので、もし、詳しく知りたい方は以下の記事をご参照ください。
簡単にお話ししておくと、小学校時代の働き方は激務で、残業時間は始業前、放課後、土日を含めると、月200時間を超えていました。
ほぼ毎日学校にいて、家にいるのは寝るときだけといった生活でした。
ここで勘違いしていただきたくないのですが、これは私の働き方が良くなかったからであり、小学校教員は残業が多いということを言いたいわけではありません。
もちろん、私の勤務していた学校は行事が多く、私以外の先生も同じくらいの残業時間となっている方もいましたが、皆が皆そうではありませんでした。
上手くタイムスケジュールを組んでいる先生もいらっしゃいましたので、自分がそのライフスタイルを選択していたという側面が強いです。
ただ、やはり上記の生活を続けることは難しく、現状を変えたいと思って大学教員を目指したというのは紛れもない事実です。
大学教員としての出勤時間
今月に入り、先月の出退勤簿の確認がありました。
いつもは軽く見流してしまうのですが、今回はきちんと確認してみたところ、出勤したのは
11日
でした。
年末ということもあり、最終週はほとんど出勤していませんが、その他の週も出勤は週3程度となってました。
もちろん、出勤したのが11日だったというわけで、自宅で行っていた仕事もあります。
そのため、労働時間を正確に把握することはできないのですが、確実に言えることは、自分のペースで場所を選ばずに働ける時間が圧倒的に多かったということです。
大学教員は裁量労働制を採用している学校がほとんどであり、授業がない日や研究日は出校する必要がありません。
そのため、上記のような出勤状況が可能となるのです。
(これが授業のない長期休暇などになると、さらに出勤日数は減ります。)
小学校と大学では働き方が全く違う
上記でも示した通り、当たり前のことではありますが、小学校と大学では働き方が全く違います。
教科担任制となる中・高の働き方は大学と近いところがあり、小学校が最も離れている校種といってもよいかと思います。
自由な時間があると仕事がはかどらないという方もいますので、単純にどちらの働き方が良いとは言えませんが、大学のほうが様々な選択肢が広がると言えるかもしれません。
保身のためにお話ししておくと、出勤日数の少なかった12月は研究に関する仕事が多く、いろいろな論文の締切や学会への投稿資料の締切などが重なっていました。
そのため、出校しなかった日は主に研究関係の仕事をしており、決して遊んでいたわけではありません。
ただ、自分で働く時間、休憩する時間を管理できたのは事実ですので、その点、ストレスなく仕事には臨めていたかと思います。
今回は小学校と大学の働き方の違いについてお話ししました。
個人的には、社会経験の浅い時期に激務を経験できたことで、現在の裁量労働制でもある程度自律しながら仕事ができているのではないかと思います。
裁量労働制のほうが自由な時間が多いのは事実ですが、若くて体力があり、激務に耐えられる時期には、体をこわさない程度に激務を経験しておくのも悪くなのかなと思ったりもしています。
(純粋に仕事の内容や進め方などに触れる機会が増えるため、経験値が上がると感じます。)
小学校時代も現在も、どちらも貴重な時間となっています。
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