新年度に感じる後悔

大学教員の仕事

今回は新年度に感じる公開についてお話ししたいと思います。

新年度の新体制

4月から新年度となり、ほとんどの職場で新入社員や新入職員が入ってきたのではないでしょうか。

それに伴い、新体制が構築され、会社や学校でも新しい組織として年度が始まっていきます。

私の職場でも、新任教員、新任職員が着任し、全体での顔合わせの会議が行われたところです。

新年度に感じる後悔

年を重ねるにつれ、この新年度に感じるようになったことがあります。

それは「後悔」です。

新しいフレッシュな方々が着任する中、私よりも年下にも関わらず、とんでもない研究業績や、実績、経歴を持った方が毎年のように入ってきます。

正直なところ、新年度前に教授会などで採用については知っているのですが、着任し、本人を確認して改めて、すごいなと感じることがあります。

それと同時に、自分も同い年くらいの頃にもっと優秀だったら・・・という後悔の念がじわじわと私の感情を埋め尽くしていきます。

もちろん、着任してくる方全員が化け物のような業績をもっているわけではありませんが、年齢が若い分、これからどんどん積み上げていくのだろうな、と思うと、やはり、もっと頑張っておけばよかったと感じてしまうのです。

後悔はいつまでもなくならない

おそらく、上記のように新任教員や新任職員を見て、後悔の念を感じるという自分の性格は変えられないと思います。

そのため、年をとればとるほど後悔は強くなっていくのではないかと恐怖を感じていますが、後悔がなくなることはないでしょう。

となれば、やはり、できることは一つであり、「今、自分にできることを精一杯頑張るしかない」という結論に至るわけです。

他人と比べる必要などないのですが、大学教員公募や科研費などの外部資金などは、業績による競争の要素を持ち合わせていますので、他の人の業績や実績が気になってしまうというのが素直なところです。

できることとできないことを見極める

他の人にはできて、自分にはできないこと。

はたまた、自分にはできて、他の人にはできないこと。

どちらもあると思います。

自分の能力や環境、人脈などを客観的に分析し、自分にはできて、他人にはできないことを考える。

社会的な価値は成果を出してからしかわかりませんが、こればできれば、少なくとも、自分のオリジナリティは確保できます。

そして、この見極めは、業績や環境で毎年変わる可能性があるため、新年度に再考するのは最適だと考えます。

落ち込むビジネスマン

今回は短いですが、新年度に毎年感じることについて書いてみました。

若い方が入ってくることが増え、年々、後悔は増していくばかりですが、今の自分にしかできないことを見極め、今年度も邁進したいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました