転職の際に勇気をもらった言葉~何かを変えるためには、何かを捨てなければならない~

雑記

今回は転職をする際に勇気をもらった言葉についてお話ししたいと思います。

小学校教員から短大教員への転職

過去の記事をご覧いただいている方はご存じかと思いますが、私は小学校教員から短大教員、短大教員から大学教員へと転職をしています。

同じ教員ですので、校種が変わったというだけで転職というものでもないかと思いますが、少なくとも、2度の「退職」を経験しています。

その経緯についてご存じない方は、以下のマガジンをご覧ください。

小学校教員が大学教員になるまでの経緯|小学校教員から大学教員になるまで|note小学校教員から大学教員になるまでの経緯についてまとめています。きっかけや転職の際の細かい出来事などをまとめていますので、小note.com

教員は辞めづらい

こちらも以前書いた記事の繰り返しになるのですが、教員という職業は非常に辞めづらい職業だと感じます。

https://note.com/embed/notes/n497a307234e5

辞めづらいがゆえに、心身を壊してしまう方が後を絶たないのだと思います。

しかし、自分の人生を考えるのであれば、心身に不調をきたしている場合、または、教員以外のやりたいことがある場合、その他、教員という職業を辞めるという決断をする方もいらっしゃるかと思います。

私の場合はいろいろな経緯があり、ある意味、反骨精神から大学教員を目指そうと思ったのですが、やはり、教員を辞めるということを管理職はもちろん、周りの同僚、子ども達などに言い出しづらかったのは事実です。

そんな時に勇気をもらったのが漫画「進撃の巨人」に出てくる以下の言葉です。

「何かを変えることのできる人間がいるとすれば、その人は、きっと、大事なものを捨てることができる人だ。」

「化け物を凌ぐ必要に迫られたのなら、人間性をも捨て去ることのできる人のことだ。」

「何も捨てることのできない人には、何も変えることはできないだろう。」


進撃の巨人 7巻 アルミン・アルレルト

特に、最初と最後の文を自分の状況に当てはめて勇気をもらっていました。

何かを変えるためには、何かを捨てなければならない

私は漫画に感化されやすい性格ですので、オタクの戯言とでもとらえていただけたらと思うのですが、退職をする際、この言葉を何度も繰り返して読んでいました。

そして、自分の経験則と併せて、まさにその通りだな、と今でも思います。

漫画の世界観の中で発している言葉ですので、少し強すぎるかもしれませんが、何かを変えるためには、大きく動かなければならない、というのは完全に同意します。

そしてそれは、極端に変える必要があるということです。

例えば、サッカー選手を目指す右利きの人(Aさん)がいたとしましょう。

その人はさらに上手くなるべく、左足でもボールを上手に扱えるように練習を始めました。

このAさんが皆さんであったらどのような練習をしますか?

私は、サッカーの練習時に左足でボールを扱う練習をするだけでなく、生活そのものを左足、左手を中心としたものに変える必要があると感じるのです。

左手で箸を使ったり、右手で使っていたものを左手で使う、階段を上るときに右足から上がり始めていたものを左足に変えてみる等、全てを左利きに変えるのです。

わかりづらい例で大変申し訳ないのですが、つまり、何かを変えるのであれば、「極端に」変える必要があると私は考えています。

極端に何かを変えるということは、これまでの慣れていた行動や生活、その他の何かを「捨てる」ということにつながります。

そうでなければ、変化というものは目に見えてわからないと個人的には思っています。

話がそれましたが、転職の際には様々な引き留めや変化に対する不安、周りからの目線など、「現状を変化させまい」とする力が働きます。

それは、外部からの力であったり、自分の内なる感じ方であったりします。

特に、罪悪感や自尊心など、自分の中で決断をいたるまでに巡らす考えなどは、現状を変えることに大きな抵抗を起こします。

しかしながら、紹介した言葉のように、何かを変えようとするのであれば、何かを捨てるような覚悟がない限り、現状は何も変わらないのです。

誰に何と思われようと、自分の思いや考えを成し遂げるという強い覚悟が必要なのです。

決心

今回は退職の際に勇気をもらった言葉について紹介しました。

退職や転職をお勧めするわけでは決してないのですが、退職や転職を検討されている方にとっては、今回紹介した言葉は強い味方となってくれるのではないかと思います。

とりわけ、教員は辞めづらい環境が整ってしまっています。

教員という職業の素晴らしさも知っているつもりですが、現状を大きく変えることを望むのであれば、退職、転職も一つの手段だと考えています。

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