今回は仕事が早い人の特徴についてお話ししてみたいと思います
仕事が早い要因
仕事が早い人の要因には様々なものがあります。
事務処理能力が高い、集中力が高い、的確に仕事を振ることができるなど、その他にも多くの要因があるかと思います。
そもそも仕事が少ない、仕事が簡単など、ネガティブな要因ももちろん含まれている可能性があります。
ただ、個人的には共通している点があると感じています。
仕事が早い人の共通点
私が思う仕事が早い人の共通点とは、
「ボールを持たない」
ことだと思っています。
これは、「自分の手元で仕事を止めない」ということです。
例えば、メールのやりとりを例に挙げると、全てのメールを返信した状態がボールを持っていない状態と言え、自分に仕事を進める権限を持っていない状態と言えます。
つまり、相手の返信待ち、相手の判断待ちの状態をできるだけ早く作り出せる人が、仕事ができる人と言えます。
逆を言えば、「ボールをたくさん持っている人」は、仕事が遅い人と言えるかもしれません。
返信するための内容を検討したり、他の人と連携を取らないといけない場合などは、どうしても返信が遅くなってしまいますが、自分だけで進められる仕事にも関わらず、後回しにしてしまう人は、基本的に仕事が遅いと考えられます。
上記はメールの返信を例に挙げて説明していますが、メールに限らず、自分が決定権を持っていない状況を作り出せる人こそ、仕事が早い人だと言えるでしょう。
最大の敵は「後回し」
仕事が早い人の共通点について上記でお話ししましたが、仕事が早い人になるために避けなければいけないことは、「後回し」です。
仕事に優先順位をつけて、効率よく対処する能力は大切ですが、優先順位をつけただけで、後回しにしてしまう人も結構います。
時間に余裕があると、後回しにしてしまいたくなる気持ちもわかりますが、その場で対応できる仕事に関しては、その場でしてしまうに越したことはありません。
例えば、「はい」か「いいえ」だけで済むようなメールが来たとしましょう(メールでの例ばかりで申し訳ないですが)。
「健康診断でオプションとして胃のレントゲンを申し込みますか」など、何でも良いのですが、必ず返信が必要であるものの、「はい」か「いいえ」で応えられるようなものです。
このようなメールが来た場合、2択しかないのですから、見た瞬間に返信をしてしまい、一つの仕事を終わらせてしまうのです。
優先順位は高くないかもしれませんが、返信必須のメールである場合、いつか必ず返信をしなければなりません。
つまり、回答をするという一つの仕事が増えるわけです。
このような仕事は後回しにすればするほど忘れるだけであり、同じような仕事を溜めてしまうことで、結果的に他の仕事への取り掛かりが遅くなってしまう可能性もあります。
その場でできる仕事を後回しにして良いことは一つもありません。
言うは易く行うは難し
と、ここまで偉そうに話をしてきましたが、私自身、後回しにしていないかというと、そうでもありません。
口で言うのは簡単ですが、実行に移せる人こそ、真の仕事が早い人と言えます。
時々思いますが、誰にでもできることを確実に実行できる人こそ、成果と信頼を積み上げていき、最終的には人生の成功者となるのではないかと感じます。
今回は仕事が早い人の共通点についてお話ししてみました。
仕事が早い人の中には、特別な能力や優れた技術を持っている人ももちろんいますが、能力や技術を持っているだけで活用しきれていない人もたくさんいます。
そのような人達が「ボールを持たない」と意識するだけで、その人達だけでなく、組織全体が変わる可能性も大いに秘めています。
日常生活の中においても、疎かにしている簡単なことというのは意外と隠れていたりします。
今一度、自分の仕事や生活を振り返ってみてはいかがでしょうか(自戒)。
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