今回は小学校教員における「保護者対応」についてお話したいと思います。
恵まれていた環境
タイトルだけ見ると、保護者対応に苦しまされてきたのだなと思われるかもしれませんが、決してそうではありません。
私のなかでは、保護者の方々に助けていただいたことが多く、非常に恵まれていた環境だったと思います。
もちろん、保護者と何のトラブルもなかったかというとゼロということはありませんが、学年主任や教頭、校長が召喚されるような大きなトラブルはありませんでした。
保護者対応「あるある」
では、何が悩ましかったのかというと、「お話」が長い方がいらっしゃった場合です。
保護者とお話をする機会というのは、基本的には直接お話するか、学校にかかってきた電話にてお話します。
直接話す分にはまだ良いのですが、問題は電話で話をする際です。
電話は学校に設置されている台数が限られています。企業のように各机に一つずつ配置されていることはまずないでしょう。
そのため、当たり前ですが、誰かが長電話をしてしまうと他の保護者からの電話連絡が遮られてしまうわけです。
ただ、話を聞くことで保護者とのコミュニケーションもとることができますし、子どもの様子も知ることができます。
この考え方、スタンスが良くなかったのかもしれませんが、私が担任していたクラスにも、お話が長い方がいらっしゃいました。
そして、私の勤めていた学校は事務職員さんの机と、教頭の机に電話が設置されていました。
その方から電話がかかってくると、なぜか教頭の机にある電話でつながれることが多く、最初は良かったのですが、何度もかかってくる&話が長い、ということで、次第に教頭から「短くするように」という指導をいただくこととなりました。
ベテランの先生がこの記事を読まれていたら、「対応が甘い」「失礼の内容に、短く切る術を身につけなくてはいけない」といった指導を受けるかもしれません。
私がベテランの立場であれば、そのように指導するでしょう。
しかし、私はなかなか話を切ることができず、毎回長くなってしまっていました。
他の保護者の方や先生方にも迷惑をかけていたと思います。
今でも反省すべき点だったと思っています。
初任者や若手の方がこの記事を読まれていたら、ぜひ、電話対応には気を付けてほしいと思います。
話の内容によるとは思いますが、頻繁にかかってきて、内容は薄く、ただ話したいということであれば、これは他の業務を言い訳にしてでも短く切るべきです。
その対応に保護者が難癖をつけてくる可能性もなくはありませんが、そのような保護者はごく一部ですので、その人だけを優先することはありません。
もし、この記事を読んでいる保護者の方がいらっしゃったら、先生方は膨大な業務を抱えています。
要件を伝えたら、速やかに開放してあげてください。
教員という仕事は、業務がなくなることはありませんので、何かしらの業務があるのです。
いつも以上に話がまとまらない記事になってしまいましたが、今回は私が反省すべきことの一つ「保護者対応」についてお話ししました。
今年度から教員となられた方にこの記事が届くことを願っています。
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