小学校教員時代の教訓「ためていいのはお金だけ」

雑記

今回は小学校教員時代に学年主任からいただいた言葉を紹介したいと思います。

私が小学校教員として初めて学年を組ませていただいたときの学年主任からタイトルのような言葉をいただきました。

いただいた当初は、正直なところ「確かにな」ぐらいにしか感じていなかったのですが、社会人として仕事を続けていく中で、この言葉の重みが年増してきており、今では人生の教訓となっています。

仕事をするうえで、人は様々なものをためていってしまいます。

疲労、ストレス、悩み、脂肪、仕事など、本当に様々なものがたまっていきます。

そして、その大半はためてしまうと体に害を与えるものであったり、進めたい物事を滞らせてしまうものだったりします。

この言葉を教えてくれた学年主任は、この言葉通り、基本的に「ためない」ことを徹底していました。

特に仕事に関しては非常に効率よくさばいていたため、余裕のある仕事をされていた印象が強いです。

一番印象に残っている出来事としては、私が運動会の徒競走に関する資料を持って行ったときのことです。

私は「お手すきの際に確認しておいてください。」といった心持ちで資料を持って行ったのですが、その学年主任はその場で自分のクラスのメンバーと走順を確認し始めたのです。

何を当たり前のことを書いているんだ、と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、初任であった私は衝撃を受けました。

他の仕事ももちろんありましたので、後回しにして確認することもできたはずです。しかし、その資料を渡されたその場で確認をして、「資料確認」という一つの仕事を終わらせたのです。

これは、今の仕事の仕方にもつながっていることではあるのですが、「今できることは今する」というスタンスで臨むことで、仕事を無駄にためることがなくなり、うっかりミスを減らすことへと繋がっています。

例えば、メールに関してです。

仕事に関するメールの中には、「○○までにご確認ください」という旨のメールが多々届きます。

メールはいつでも相手に送ることができ、相手もいつでも確認することができる便利なツールですが、それが故に、確認を後回しにしてしまうことも多いものです。

そして、後回しにしていたこと自体を忘れ、うっかり確認期限を過ぎてしまっていたということがあります。

私は学年主任の仕事ぶりを目の当たりにしてからは、確認期限にゆとりのあるメールこそ、すぐに返信するようにしています。

そうすることで、今の自分が未来の自分を助けることにもつながるからです。

このように、私が現在の教訓にしているのは仕事の面が大きいのですが、私生活を含めても、ためていいものはあまりないと感じます。それこそ、ためていいのはお金かブログの記事くらいでしょう。

人生では知らず知らずのうちにいろいろなものをためていってしまいます。私は社会人1年目で学年主任と出会えたからこそ、仕事を気持ちよく行うことができています。

どこでどのような出会いがあるかわかりませんが、この記事を読んでくださった皆様にも、「ためていいのはお金だけ」という言葉が響くことを願っています。

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