親子で楽しめるフープ遊び18選!! 大人も一緒に楽しもう!!

フープ遊び

今回はフープを使った遊びを年齢別に紹介したいと思います。

フープは腰で回すイメージが強い道具かもしれませんが、その用途は広く、他の道具と組み合わせれば様々な遊びを創作することができます。もちろん、フープだけでも十分楽しむことができます。個人での遊びからペア、集団の遊びと、年齢によってフープの扱い方を変えながら、親子、友達などとフープ遊びを楽しみましょう!!

年齢別の遊びはもちろん、遊びのねらいや保育者の援助についても書いていますので、保育者の方もご活用ください。

1歳児

ねらい

①運動に関するねらい

・小さいものは手にもって「握る」「放す」「振る」「転がす」「のせる」「投げる」といった運動を経験する。

・大きいものは保育者と一緒に用いて、歩行や全身運動を経験する。

②心情に関するねらい

・フープの予想外の動きが興味をひき、繰り返し試そうとする。

・保育者と一緒にフープを扱うことで安心感を得る。

◎具体的な遊び例

①フープ歩き

歩行ができるようになったら、大人と一緒にフープをもちながら歩いてみましょう。歩行が不完全な場合でも、フープを支えにしながら歩行の練習として遊ぶことができます。

②フープくぐり

大人が支えているフープの中をくぐって移動してみましょう。歩行が不完全な場合でも、移動距離が長くないため、サイズの大きなフープを使うと1、2歩でもくぐることができます。歩行が安定してきたら、小さめのフープを使って、少し頭をかがめながらくぐるのも良いでしょう。

③追いかけっこ

フープを転がして、そのフープを追いかけて遊びましょう。こちらの遊びはある程度歩行が安定してきた段階がおすすめです。フープはまっすぐに進むときもあれば、ふらふらとよろけながら進むこともあるため、いろいろな動線を歩いてみましょう。

④電車遊び

1歳後半になり歩行が安定してきたら、大人と一緒にフープに入って電車のように歩いてみましょう。大人が前になったり、子どもが前になったりしながら、他の友達がいる場合には連結しながら遊ぶのもおすすめです。

◎環境設定

1歳児がフープを使って遊ぶ場合、フープを転がしたり、置いたりすることがあるため、十分に遊べる空間を確保することが必要となります。複数人で遊ぶ場合は、より広い空間が必要となるため、遊ぶ人数と場の広さを考慮しながら遊びましょう。また、フープはいろいろな大きさや色を用意できると遊びの幅が広がったり、視覚的にも楽しめたりするため、可能であれば大きさや色の違うフープを準備しましょう。

◎安全への配慮

フープの大きさによっては口にくわえる可能性があるため、誤飲がないとはいえ清潔面に注意する必要があります。また、歩行が不完全である場合、転倒、衝突には注意が必要です。歩行が不完全ということは急に止まることもできませんので、衝突には特に注意がが必要です。

◎保育者の援助

子どもの実態に合ったフープの扱い方で遊び、転がす速さや力の入れ具合などに注意するとよいでしょう。フープの操作はあまり意識したことがないかもしれませんが、意外と難しく、ゆっくりとまっすぐ転がすという技術は何度も再現することが非常に難しいです。そのため、こどもに転がしてあげたり、目標物に転がしたりする際には、事前に転がす練習をしておくとよいかもしれません。

フラフープに見立てた輪ゴム

2歳,3歳児

ねらい

①運動に関するねらい

・「とぶ」「回す」という動きを経験し、リズム感を養う。
・操作運動、全身運動を組み合わせ、調整力を養う。

②心情に関するねらい

・他の子どもとフープを介して一緒に遊ぶ楽しさを味わう。
・友達と関わる中で、フープを譲ったり、借りたりする経験をする。

◎具体的な遊び例

①立ち上がり

二人一組をつくり、一人はフープの中に入り、もう一人は外側からフープを持ちます。そして、中にいる人はしゃがんだ状態となり、外側にいる人にフープを頭の上から落としてもらいます。フープが地面に着くと同時に立ち上がる遊びです。シンプルな遊びですが、タイミングよく体を動かす必要があるため、リズム感を養うことにもつながる遊びです。

②輪投げ

その名の通り、目印がフープの中に入るようねらって投げる遊びです。一般的な輪投げをフープで行うというイメージをもっていただけたらと思います。フープを使うことで、より目印がフープの中に入る確率が高くなり、成功体験を得やすくなります。難しい場合には小さい目印を大きなフープでとらえられるようにしてみましょう。

③電車ごっこ

1歳児のフープ遊びでも紹介しましたが、2~3歳児でも電車ごっこは人気の遊びです。1歳児と違う点としては、2~3歳児は保護者と一緒ではなく、一人でフープの中に入って遊んだり、友達と連結したりしながら遊ぶという点です。音楽を活用したり、実際の電車を見せたりしながら遊ぶと、より楽しめるかと思います。

④フープ渡り

フープを床に並べ、ジャンプしながらフープの中を渡っていく遊びです。こちらの遊びもシンプルにはなりますが、「跳ぶ」「着地する」という動作が含まれることで、骨や筋肉には程よい刺激が加わります。跳ぶことに慣れていない子どももいるかと思いますので、可能であればいろいろな大きさのフープを準備して、子どもの実態に合った場づくりができるとよいでしょう。

◎環境設定

1歳児と同様に空間の確保が重要となってきますが、2~3歳児は活動量が増えるため、1歳児よりも広い空間を確保することが望まれます。大人と遊ぶことが主体だった1歳児から、一人遊びや友達と遊ぶことが主体となる年齢へと変わってきますので、子ども達が十分に動ける広い空間を確保することがケガの防止にもつながります。それに合わせて、大きさの違うフープや音楽等も準備できると良いでしょう

◎安全への配慮

フープの扱いに慣れてくると、フープの中に無理やり入ったり、フープに無理な力を加える姿が見られるようになります。フープは使い方によっては首や体を圧迫したり、折れてしまったりすることもありますので、使い方については注意が必要です。フープの中に入っているときは、周りから強い力で引っ張ったり、フープを無理に変形させたりしないよう話ができるとよいでしょう。また、転がす場合は周囲の状況に注意し、転がす方向に人がいないことを確認することも必要です。転がす楽しさを覚えるためにも、安全確認の約束事についても話ができるとよいでしょう。

◎保育者の援助

慣れないうちは、動く速さやタイミングを保育者が調整するとよいでしょう。友達と遊ぶ段階ではありますが、フープの操作はまだまだ難しいことが多いです。そのため、フープを転がしたり、投げたりする際には、保育者がお手本を見せてあげたり、援助してあげたりできるとよいでしょう。また、ものの取り合いが起こりやすい時期であるため、争いが起こることが多々あります。特に色や大きさが違うフープを準備した場合にはケンカが起こることがよくあります。仲裁をしながらも、社会性を学ぶ機会ととらえて、子ども同士で解決できるような対応ができるとよいでしょう。場合によっては、遊びが停滞することも考えられますので、その際には保育者が新しい遊び方を提案してあげることも一つの方法です。そのため、フープ遊びのバリエーションを知識として身につけておけると、子ども達の意欲を下げることなく遊びに向かわせることができます。

フープで遊ぶ子ども達

4歳児

ねらい

①運動に関するねらい

・巧みにフープを扱いながら、1人での遊びや友達との関わりの中で多様な動きを経験する。
・他者の指示で動く遊びを経験することで、敏捷性や瞬発力を養う。

②心情に関するねらい

・友達と関わる中で自己の存在感や他者への積極的な関心、共感や思いやりなどをもつようになる。
・小集団で遊ぶことで、きまりを意識したり、一体感を高めたりする。

◎具体的な遊び例

①ペアでの転がし合い

二人一組をつくり、お互いにフープを転がし合うというシンプルな遊びです。4歳未満でもできそうな遊びですが、フープを立てて転がすという動作は意外と難しいものです。また、まっすぐに転がすということはさらに難しくなります。大人でも順回転(前回転)でまっすぐ転がすのは難しい技術ですので、いろいろな転がし方に挑戦しながら遊んでみましょう。

②転がし競争

上記の転がし合いの発展遊びとなります。転がすことに慣れてきたら、横一列に並び、誰が一番遠くまで転がすことができるか競争をしてみましょう。どのような転がし方が遠くまで転がるのか、考えるきっかけにもつながります。競争を嫌う保育者の方もいらっしゃるかもしれませんが、大会と考えてもらえたら、互いの技術を伸ばすきっかけとなります。

③色鬼

様々な色のフープを用意し、指示されたフープの中に入る前に捕まえる鬼遊びです。フープ特有の遊びというわけではありませんが、フープを活用することで場所を選ばず色鬼を楽しむことができます。また、色鬼は多少ルールを理解する必要がありますので、4歳頃の子ども達に適切な遊びといえます。フープの中に入れる人数に制限があるため、フープの数によってはより高度な遊びになる場合もあります。

④ケンケンパ

フープを床に並べ、片足もしくは両足でジャンプをしながら移動する遊びです。人気の遊びですので、イメージがしやすいのではないかと思います。ジャンプができる年齢あれば遊ぶことができますが、片足でケンケン移動ができると、さらに楽しむことができます。最初は小さなフープのほうが歩幅が小さくなるため、やりやすいかもしれませんが、状況によって、いろいろな大きさのフープを用意しながら楽しい場を設定してあげましょう。

◎環境設定

4歳未満の子どもを対象とする場合と同様に、広い空間、いろいろな色、大きさのフープを準備することが望ましいです。特に4歳からは集団遊びが増えてくるため、色や大きさの違うフープがあると遊びの幅も広げることができます。一人一本のフープがあるのが理想ですが、二人に一本準備できるとよいかと思います。

◎安全への配慮

フープは消耗品であり、劣化する道具です。遊びの幅が広がる4歳児では、フープの扱いも多様になるため、破損する機会も多くなります。そのため、フープの点検は定期的に行い、ひび割れを含めた破損を確認しておく必要があります。また、扱いが上手になってくる時期でもありますので、2~3歳の配慮と同様に、フープに無理な力をかけたり、フープで人を引っ張ったりする行動がないよう注意しましょう
  

◎保育者の援助

色や数への理解が進み、遊びのなかでも色や数で目標を決めることができるようになります。そのため、具体的な色や数で目標を決め、「赤まで頑張ろう」「3番目に入ろう」などといった声かけができるとよいでしょう。また、集団で遊ぶ機会が増えることで、ルールや順番を守る必要が出てきます。最初はルールや順番を守ることが難しいこともありますが、繰り返し遊びながら理解を促しましょう。技術的な面では、フープを転がす遊びができるようになりますが、転がし方はまだまだ不完全であるため、どこに転がっていくかわかりません。そのため、転がす方向を指示してあげて、少なくとも目標に向かって転がすよう導いてあげましょう。

フープで大玉を運ぶ子ども達

5歳、6歳児

ねらい

①運動に関するねらい

・「跳ぶ」「走る」といった全身運動を素早く行うことで、敏捷性や跳躍力を高める。

・体操のような動きを取り入れ、柔軟性を養う。

②心情に関するねらい

・ゲームを通して、達成感や充実感を養う。
・友達と協力しながら積極的にゲームを楽しむことで、いろいろな運動遊びに興味をもつ。

◎具体的な遊び例

①フープ回し

手や腰、足などでリズムよくフープを回す遊びです。一般的にフープを使った遊びとして行われる代表的な遊びとなります。5歳児であればある程度回せる子も出てきますが、大半は上手に回せない子のほうが多いかと思います。長く回すことにこだわらず、3回や5回など、目標とする回数を決めて取り組んでみましょう。

②フープ跳び

フープを縄跳びのようにして回して跳ぶ遊びです。この遊びもフープ遊びの代表格となっている遊びです。フープは縄と違ってほとんど形が変わらないため、フープのほうが跳びやすいという子もいます。(縄は形が変わりやすいがゆえに、ある程度のスピードで回さないとコントロールが難しいです。)フープのサイズによっては跳びづらさも出てきますが、縄跳びの前段階として取り入れてもよいかと思います。

③投げ上げキャッチ

フープを投げ上げて、地面に落とさないようキャッチする遊びです。フープが大きすぎる場合、投げ上げることが難しくなってしまうため、最初は小さいフープから挑戦するとよいでしょう。天井が低い場合、照明などにあたってしまわないよう注意が必要です。

④フープくぐり

一人がフープを転がし、動いているフープの中をくぐる遊びです。難易度の高い遊びではありますが、くぐるときにフープにあたっても大丈夫です。とにかくフープの中に体が入ればオーケーです。子ども同士で行う場合はまっすぐにフープを転がせられなかったり、転がすスピードが速すぎたりすることがあるため、大人がゆっくりと転がしてあげたほうがよいかもしれません。

⑤フープリレー

手を繋ぎ一列になり、手を離さないようにフープを隣の人へと渡していく遊びです。列になっても、円になっても遊ぶことができます。隣の人に上手くフープを渡せるよう、お互いに協力することがポイントとなります。いくつかのグループを作って、競争してみると盛り上がる遊びです。

⑥フープダウン

数人で円になり、片手の人差し指の上にフープを乗せます。フープから指が離れないように、息を合わせながらフープを下げていく遊びです。この際、お互いに声を出すことは禁止となりますが、最初は声を出しながら遊んでもよいかと思います。やってみるとわかりますが、子どもの中には指をフープから離してはいけないという意識が強くはたらき、フープを下げるはずが上がっていってしまう子もいます。運動量はありませんが、アイスブレイクとして楽しめる遊びです。

◎環境設定

個人、集団のどちらの遊びにも対応できる空間の確保が第一となります。4歳以下の場合も広い空間が必要とされるため、5歳、6歳児でも同様の空間が求められます。また、フープだけでなく他の遊具も組み合わせて遊ぶ子どももでてくるため、他の遊具も活動場所の近くに準備できるとよいでしょう。

◎安全への配慮

フープを回せるようになると、大きいフープを使うことが増えますが、フープのサイズによっては距離感が十分につかめないことがあるため、周りの人と接触をしないように注意が必要です。また、フープと他の遊具を合わせて使う場合、特にボールと一緒に使う場合などは周囲への配慮が一段と必要となるため、周囲の状況確認は繰り返し行う必要があります。

◎保育者の援助

技能に差が出てくる時期ではありますが、同じ遊びを繰り返し行わせるのではなく、自分のしたい遊びを優先させてあげるようにしましょう。また、上手な子の技能を紹介し、どのような部分が上手なのかを紹介してあげることも、全体の技能向上につながります。集団遊びを行う際には、競争欲求を満たすことも必要となってくるため、時には競争の要素を取り入れたゲームを提案するとよいでしょう。

フープを転がす子ども
Sovereign Hill Volunteer

今回はフープ遊びについて、年齢別に紹介してみました。

フープは大きさや色の違いによって遊び方が無限に広がります。他の道具とも組み合わせながら、幅広く遊びを楽しみましょう!!

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