1歳児の鬼遊び(鬼ごっこ)~誰かと一緒に遊んでみよう!!~

指導案

今回は1歳児の鬼遊び(鬼ごっこ)について紹介したいと思います。どちらかというと保育現場での活用を意識した記事となりますので、現場の保育者の方や実習を控えている学生さん等、指導案などに活用してもらえたらと思います。もちろん、ご家庭でも活用できるかと思いますので、よかったらご活用ください。

1歳児はハイハイやズリバイから二足歩行での移動に移行していく時期です。そのため、歩行がまだ安定しない子どももたくさんいます。そのため、先に言ってしまいますが、遊びのバリエーションとしては「歩く」「探す」といったものしかありません。遊びのバリエーションはまだまだ少ないですが、誰かを追いかけながら遊ぶことで、1人で移動するときよりも運動量が確保しやすくなりますので、できる範囲で一緒に追いかけっこや探検をしてみましょう。他の年齢の記事も書いていますので、よかったらご覧ください。

記事の流れとしては、遊びのねらい、具体的な遊び例、環境設定、安全への配慮、保育者の援助、という項目で紹介していきます。

追いかけっこをする兄弟

ねらい

①運動に関するねらい

・歩行の完成を目指し、いろいろな歩き方を楽しみながら行う。

・逃げたり、追ったりしながら、スピードの調整や姿勢の変化などを経験する。

②心情に関するねらい

・保育者と一緒に遊ぶことで、安心感を高めることができる。

・全力で動いたり、誰かと運動することで情緒の安定を図ることができる。

◎具体的な遊び例

①歩く

保護者や保育者のところに向かったり、追いかけたりして遊んでみましょう。歩き始めは不安定で心配かもしれませんが、徐々に移動する距離を伸ばして、歩くことに慣れていきましょう。誰かのもとに向かったり、目印に向かっていくように導いてあげたりすることで、歩く意欲が高まり、楽しんで歩行することができます。歩行が安定してきたら、逆に子どもを追いかけるようにして遊ぶことで、より活動量が確保しやすくなります。周囲に注意しながら、歩く楽しさを感じましょう。

探検

保護者や保育者、友達を探し、見つけてみましょう。保護者や保育者はかくれんぼの要領で隠れ、ヒントを出しながら子どもが探索できる環境をつくってあげましょう。いろいろな場所を探すということは、自然と歩行をすることにつながっていきますので、探す場所や距離を考えながら隠れてみましょう。自分が隠れるだけでなく、おもちゃを隠してみて、そのおもちゃを探してみるのもよいでしょう。探索活動は周囲の状況を把握したり、確認したりするために重要な行動となりますので、積極的に遊んでみましょう。

鬼ごっこをする子ども達

◎環境設定

動きが安定しないため、広い場所で遊びましょう。特に道具を使わないため、場所さえ確保できればよいのですが、探検を行う場合はある程度モノや物陰が必要となる場合もありますので、その場合は突起物などがないか確認をしておきましょう。

◎安全への配慮

環境設定と重なりますが、歩行が不安定で転びやすいため、周囲の環境に注意しましょう。可能であればクッション性のマットなどが敷いてあると良いのですが、あまりにも柔らかすぎると逆に歩行がしづらくなってしまうため、固めのマットを敷いてあげると良いでしょう。歩き始めの子は上手く手を着くこともできないため、注視しておくようにしましょう。

◎保育者の援助

子どもの様子を見ながらスピードを調整し、興味をもたせながら全力で動けるよう促しましょう。歩行のスピードは子どもによって様々ですので、それぞれの子にあったスピードで追いかけたり、追いかけられたりして遊びましょう。その際、音や言葉がけで興味をもたせるとなお良いかと思います。何気ない言葉がけなどを子どもはよく聞いているため、日頃からいろいろな言葉をかけながら遊べると知的発達も促すことができます。

鬼ごっこをする兄弟

今回は1歳児の鬼遊び(鬼ごっこ)について紹介してみました。正直、1歳はできることが限られていますが、全ての遊びの土台となる移動に関わる遊びとなりますので、何度も追いかけたり、追いかけられたりしながら鬼遊びを楽しんでみましょう。もちろん、探検も忘れずに、「探す」という行動を組み込みながら、意欲的に遊べる環境を用意してあげましょう。

参考文献:「保育と幼児期の運動遊び」岩崎洋子 編著  吉田伊津美・朴 淳香・鈴木康弘 著 B5判 218頁(2018/02/15)、ISBN978-4-89347-274-8

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