5歳児の鬼遊び!!~友達と協力しながらチーム戦を楽しもう!!~

指導案

今回は5歳児の鬼遊びについてお話しします。

5歳、6歳児は4歳児に引き続き、集団での遊びが上手になる時期です。中でも、チームや集団での戦略的な駆け引きがより上手になるため、友達と協力してゲームを効率よく進めることができるようになります。そのため、ゲームのルールを理解したうえで、役割分担などをする機会も見られるようになります。遊び自体を楽しみつつ、勝負にも勝てるよう、戦略的にゲームを進める楽しさを感じてみましょう。

ねらい

①運動に関するねらい

・加速、減速を繰り返しながらスピードを調整することで、敏捷性を高める。

・いろいろなルールの鬼遊びを経験することで多様な動きを洗練させる。

②心情に関するねらい

・遊びの中で自分の役割を認識しながら、友達と協力する態度を養う。

・作戦を立てるなど、自分たちで創意工夫して遊びをつくる力を養う。

◎具体的な遊び例

①手つなぎ鬼

鬼に捕まったら、鬼と手をつないでいく遊びです。単純な遊びに感じるかもしれませんが、手をつないでいくということは、1人の時よりも動きづらくなってしまうということです。そのため、より戦略的に逃げ手を捕まえる必要があります。点ではなく面として考えながら、逃げ手を追い込んでいけるよう捕まえ方を工夫してみましょう。

②図形鬼

島鬼の安全地帯を様々な形へと変えた鬼遊びです。丸、三角、四角など、いろいろな形の安全地帯を準備することで、収容人数に違いをだしたり、図形への意識を高めたりすることにつながります。あえて小さな安全地帯を作ってみたり、おかしな図形を作ってみたりしながら、安全地帯の活用法を考えられるよう工夫してみましょう。

③ケイドロ(ドロケイ)

警察と泥棒に分かれ、追いかけたり逃げたりする遊びです。非常によく遊ばれる遊びですので、ご存じの方も多いのではないかと思います。警察側と泥棒側でチームが分かれ、さらにその中でも見張り役やおとり役などの役割が出てきたりします。チームで協力して戦略的に勝利を目指す代表的な遊びと言えるでしょう。ただ、1点だけ注意をしないといけない点として、警察側は泥棒を全員捕まえたら勝ちとなりますが、泥棒側の勝ち方がないため、警察署に宝を置く、制限時間を決めるなどのルールを追加して、泥棒側の勝ち方も用意してあげると良いでしょう。

当て鬼

鬼はボールをもち、ボールで逃げ手を当てたら鬼が変わる鬼遊びです。走りながらボールを投げるという高度な技術が求められる遊びです。純粋な足の速さだけではなく、投能力も必要とされることから、いつもの鬼遊びとはまた違った様子が見られることがあります。参加人数によっては鬼の数を増やすと盛り上がります。

缶蹴り

円を描き、中心に缶を置きます。一人が缶を蹴り、鬼がその缶を戻すまでに周りの人は隠れましょう。鬼は隠れている人を見つけ、「〇〇くん(ちゃん)、見つけた」と宣言しながら缶を踏みます。見つかった人は円の中に入り待機します。鬼に見つかり、缶を踏まれるまでに蹴ることができれば再度スタートとなります。ルールだけを見ると複雑に見えるかもしれませんが、遊んでいくうちにルールは身につくことがほとんどです。隠れ鬼の延長版と考えても良いかもしれません。鬼に見つからないように近づき、缶を蹴るということで、逃げ手の戦略性が求められる遊びとなります。

ことろことろ

鬼を一人決めます。その他の人は列をつくり、前の人の方に手を置きましょう。鬼と列が向かい合い、一番後ろの人をタッチされないように先頭の人は鬼から守ります。列をつくる人は一人でも手が離れてしまったら負けとなります。この遊びは戦略性というよりも力技に近い要素が必要となりますが、相手を揺さぶるという点では、戦略性が必要となります。非常に活動量の多い遊びとなりますので、休憩を適度に取りながら遊ぶようにしましょう。

◎環境設定

自分のチームが分かるように目印になるものを着用すると良いでしょう。色付きの帽子やビブス、しっぽなど、チームに分かれて遊ぶことが多くなってくるため、団結力を高めるためにも目印となるものを準備してあげましょう。また、同じ遊びの中でも、場所に変化を加えてみましょう。固定遊具などがある場合は、日によって違う固定遊具を遊び場として設定することで、戦略に違いが出てきます。いろいろな場でそれぞれに合った戦略が立てられるように工夫してみましょう。

◎安全への配慮

遊びの内容によっては、遊びに参加していない子が動線に入ってこないよう注意しましょう。当て鬼などのボールを扱う遊びでは、遊びに参加していない子がフィールドに入ってくると危険が伴う場合があります。そのため、場合によっては場を区切って安全性を確保する必要があります。また、危険な行動について遊びの前に伝え、子ども達自身が危険を回避できるよう指導をすることも必要です。5歳ともなると、言葉で指示を伝えることができるようになりますので、危険な行動については事前に注意喚起をしておくようにしましょう。

◎保育者の援助

危険な場面をみつけたら、どうして危険なのか考えさせながら話をしましょう。ただ叱るだけでは危険な行動を繰り返してしまう可能性があるため、なぜ危険なのかということをしっかりと説明しましょう。同時に、夢中になるとルールから逸脱する子がでてくることがあるため、そのつどルールを確認しましょう。勝ちを意識するあまり、ルールを守れない子もでてきます。その場合、ルールを守ることが遊びを楽しむことにつながること、危険から身を守ることにつながることなど、ルールを順守する大切さを教えてあげましょう。遊びのなかでは、協力の仕方や動き方などに気付かせ、作戦等を考えさせるよう促してあげましょう。子ども達の中から驚くような作戦などが出てくることもありますが、あまり勝てていないチームがある場合は助言をしてあげましょう。

おいかけっこをする子ども

今回は5歳児の鬼遊びについて紹介しました。

5歳児はスタンダードな鬼遊びでも高度な駆け引きがうまれ、チーム戦では戦術や協力によって遊び方ががらりと変わります。体だけでなく、知力もつかいながら、シンプルな鬼遊びを楽しみましょう。

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