幼児から低学年の鬼遊び(鬼ごっこ)18選!! いろいろな鬼遊びで遊んでみよう!!

指導案

今回は鬼遊びについて年齢別に紹介したいと思います。

鬼遊びはどこでも誰でも楽しむことのできる遊びであり、運動の強度に関しては「高強度」に分類されるなど、運動量の確保に関しても申し分ない遊びです。体の動かし方も学ぶことができ、個人的には最強の運動遊びだと思っています。種類も豊富ですので、発達に合わせていろいろな鬼遊びを楽しみましょう。

鬼遊びのメリット

①運動量が豊富

鬼ごっこは相手を追いかけて捕まえる遊びです。相手よりも速いスピードで追いかけなければ捕まえられないため、おのずと全力で走ることとなります。しかも、場合によってはストップ&ダッシュを繰り返すため、体への負荷は相当強いものとなります。

もちろん、鬼になったり、鬼から追いかける機会が少なければ運動量も少なくなりますので、人数が少なければ少ないほど、運動量は豊富になるといえるでしょう。

②「身のこなし」が自然と身につく

「身のこなし」というとわかりづらいかもしれませんが、自分の体の動かし方と捉えてもらえたらよいでしょう。巧緻性と言ったりもします。ようは自分の体が思い通りに動かせるかどうか、ということです。

鬼ごっこでは、相手がまっすぐに走ってくれるわけではありませんので、速度の強弱、方向転換など、いろいろな走り方で追いかけることとなります。そうすると、自然と身のこなしが上手になり、急な方向転換や急停止、急発進にも対応できるようになります。

③道具が必要ない

鬼ごっこはスペースさえあれば、身一つでどこでも遊ぶことのできる遊びです。道具を作ったり、使ったりする必要がないため、誰でもすぐに遊ぶことができます。

④状況判断力が身につく

鬼が今どこにいて、誰を狙っていて、自分との距離はどのくらいで、などといった様々な状況、空間を把握しながら遊びが進んでいくため、無意識ながらも「今どのような動きが最適か」といった状況判断をする力が身につきます。

追いかけっこをする子ども達

まだまだ鬼ごっこが最強の運動遊びである要素はたくさんあると思いますが、大きく分けるとこの4つに集約されるのではないかと思います。何より、子ども達は時間と体力と空間さえあれば、追いかけっこが自然とはじまり、いつのまにか鬼ごっこが始まっていることが多々あります。それほど自然に、楽しく遊べる運動遊びは鬼ごっこをおいてほかにないと思われます。

※幼児期は運動能力が未分化

幼児期は運動能力が未分化であることから、とにかく体を動かすことが重要となります。どういうことかというと、年齢が上がるにつれて、運動能力は握力、跳躍力、敏捷性など、それぞれの運動に必要な能力が独自で高まっていきます。そのため、握力を高めたいのであれば、握力を高める運動をして、跳躍力を高めたいのであれば、跳躍力に関係のある筋肉を強化するといったことが必要となります。しかし、幼児期はそのように運動能力が分かれていないため、握力が高い子は足も速く、高く跳べるというように、総合的に運動能力が高まります。そのため、どの能力を高めるということではなく、とにかく体を動かして、様々な部位に刺激を与えることが重要となるのです。このことを考えると、鬼ごっこは抜群の運動量が確保できますので、非常に有効な遊びと言えます。

年齢別の遊び

1歳児

1歳児はハイハイやズリバイから二足歩行での移動に移行していく時期です。そのため、歩行がまだ安定しない子どももたくさんいます。そのため、先に言ってしまいますが、遊びのバリエーションとしては「歩く」「探す」といったものしかありません。遊びのバリエーションはまだまだ少ないですが、誰かを追いかけながら遊ぶことで、1人で移動するときよりも運動量が確保しやすくなりますので、できる範囲で一緒に追いかけっこや探検をしてみましょう。

ねらい

①運動に関するねらい

・歩行の完成を目指し、いろいろな歩き方を楽しみながら行う。

・逃げたり、追ったりしながら、スピードの調整や姿勢の変化などを経験する。

②心情に関するねらい

・保育者と一緒に遊ぶことで、安心感を高めることができる。

・全力で動いたり、誰かと運動することで情緒の安定を図ることができる。

◎具体的な遊び例

①歩く

保護者や保育者のところに向かったり、追いかけたりして遊んでみましょう。歩き始めは不安定で心配かもしれませんが、徐々に移動する距離を伸ばして、歩くことに慣れていきましょう。誰かのもとに向かったり、目印に向かっていくように導いてあげたりすることで、歩く意欲が高まり、楽しんで歩行することができます。歩行が安定してきたら、逆に子どもを追いかけるようにして遊ぶことで、より活動量が確保しやすくなります。周囲に注意しながら、歩く楽しさを感じましょう。

②探検

保護者や保育者、友達を探し、見つけてみましょう。保護者や保育者はかくれんぼの要領で隠れ、ヒントを出しながら子どもが探索できる環境をつくってあげましょう。いろいろな場所を探すということは、自然と歩行をすることにつながっていきますので、探す場所や距離を考えながら隠れてみましょう。自分が隠れるだけでなく、おもちゃを隠してみて、そのおもちゃを探してみるのもよいでしょう。探索活動は周囲の状況を把握したり、確認したりするために重要な行動となりますので、積極的に遊んでみましょう。

◎環境設定

動きが安定しないため、広い場所で遊びましょう。特に道具を使わないため、場所さえ確保できればよいのですが、探検を行う場合はある程度モノや物陰が必要となる場合もありますので、その場合は突起物などがないか確認をしておきましょう。

◎安全への配慮

環境設定と重なりますが、歩行が不安定で転びやすいため、周囲の環境に注意しましょう。可能であればクッション性のマットなどが敷いてあると良いのですが、あまりにも柔らかすぎると逆に歩行がしづらくなってしまうため、固めのマットを敷いてあげると良いでしょう。歩き始めの子は上手く手を着くこともできないため、注視しておくようにしましょう。

◎保育者の援助

子どもの様子を見ながらスピードを調整し、興味をもたせながら全力で動けるよう促しましょう。歩行のスピードは子どもによって様々ですので、それぞれの子にあったスピードで追いかけたり、追いかけられたりして遊びましょう。その際、音や言葉がけで興味をもたせるとなお良いかと思います。何気ない言葉がけなどを子どもはよく聞いているため、日頃からいろいろな言葉をかけながら遊べると知的発達も促すことができます。

鬼ごっこをする兄弟

2歳、3歳児

2~3歳児は歩行が安定し、走ることができるようになる段階です。そのため、鬼遊びもいろいろな種類の遊びを楽しむことができます。1歳児は追いかける、追いかけられるという動作をルールのない状態で行うことが多いのですが、2~3歳児はタッチをしたら鬼が変わるというように、一定のルールのもとで遊ぶことができるようになります。遊びの幅が一気に広がる時期ですので、幅広い鬼遊びに挑戦してみましょう。

ねらい

①運動に関するねらい

・合図に反応したり、繰り返し走ったりすることで敏捷性を養う。

・多様な姿勢の変化を経験する。

・全力で走り、最大限の力を発揮する。

②心情に関するねらい

・「追う」「逃げる」などの簡単なルールを理解し、守ることができる。

・友達とのふれあいを楽しむ。

◎具体的な遊び例

①鬼ごっこ

一般的によく知られている鬼ごっこです。鬼を決め、鬼からタッチされたら鬼が変わっていきます。全ての遊びはここから始まると言っても過言ではない遊びであり、人種、民族関係なく、人間であればだれもが一度は経験すると思われる遊びです。遊ぶ時間や人数にもよりますが、活動量を十分に確保することができ、身体的発達を促すことのできる遊びです。迷ったら鬼ごっこで遊びましょう。

②島鬼

フープや縄で島をつくり、鬼は島へ入れないというルールのある鬼遊びです。逃げ手が有利になる遊びですので、島に入っていられる時間や人数を決めておくと、鬼の入れ替わりが停滞することを防げます。島を上手に利用することで、戦略的に逃げること、捕まえることができるようになるため、「逃げ方」「捕まえ方」という方法をより考えさせることのできる遊びです。

③隠れ鬼

最初にいろいろな場所に隠れ、見つかったら通常の鬼ごっこへと移行する遊びです。違いがあるのは最初だけですが、1歳児では「歩く」「探す」といった遊びが基本となっていましたので、それらの遊びの要素を併せ持っている遊びと言えます。ほとんどの場合、見つかった段階で捕まってしまうのですが、見つかっても逃げられるという選択肢があるだけで、逃げ手は見つかるタイミングをコントロールすることができます。時間を決めて、制限時間内に捕まえる(逃げ切る)というルールを設けておくほうがメリハリをつけることができるかと思います。

色鬼

鬼が色を指定し、その色のものに触れるまでの間に逃げる人を捕まえる遊びです。この遊びは他の鬼ごっこと違い、勝負が比較的短時間でつく鬼遊びです。そのため、一瞬の判断力が必要とされます。ただ、注意しなければならないのは、周りに「色」がある環境であるかどうかということです。色のない場所で色鬼はできませんので、周囲に様々な色があるかどうか確認したうえで遊びましょう。瞬発力が試される遊びとなりますので、体力に自信がない子がいる場合も楽しむことができる遊びです。

◎環境設定

広い場所を確保しながらも、移動範囲が広がってくるため、範囲を決めて遊ぶことが必要となります。子ども同士の衝突をさけるため、広い場所、もしくは参加人数で十分に動ける場所が必要となるのですが、範囲を制限しないと捕まえる側が入れ替わらないということも考えられるため、範囲を制限して遊ぶことをお勧めします。併せて、固定遊具などが近くにある場合は、固定遊具を遊ぶ範囲の中に含めるのかどうかを考える必要があります。2~3歳の場合は、子どもの腰よりも高く、よじ登らないといけない遊具などは遊ぶ範囲から除外したほうが良いでしょう。

◎安全への配慮

環境設定でも書きましたので重なりますが、参加人数によって遊ぶ範囲を決めることは安全管理として必要となります。鬼遊びは追いかけてくる鬼から逃げていきますので、後ろを見ながら走ることもあります。そのため、他児との接触が起こらないよう、十分な広さを確保することが必要です。また、捕まえる際に乱暴な捕まえ方はしないよう注意しましょう。タッチする際に強くたたいてしまうなど、トラブルに発展してしまうポイントでもあるため、遊ぶ前に捕まえ方を確認するとよいでしょう。

◎保育者の援助

保育者が鬼になるなど、遊びをリードしながらルールの理解を促しましょう。鬼遊びはシンプルなルールで遊べるため、ルールを理解するのに時間はそれほどかかりませんが、新しく始める場合は保育者や大人がリードしてあげると良いでしょう。また、運動能力にも個人差がありますので、走ることが苦手な子がずっと鬼役にならないよう配慮が必要です。走力が基本となる遊びですので、どうしても鬼役が多くなってしまうのは仕方がないのですが、それが原因で鬼遊びを嫌いにならないよう注意しましょう。

妹を追いかける兄

4歳児

4歳児は集団での鬼遊びが活発になる段階です。3歳までも小集団で遊ぶことはできていたかと思いますが、より大人数での活動が可能となるため、友達と協力する機会が増えます。そのため、捕まえたり、逃げたりするための戦術が自然と生まれ、より高度な駆け引きがみられるようになります。個人での動きはもちろん、協力する楽しさを感じながら鬼遊びに取り組んでみましょう。

ねらい

①運動に関するねらい

・「走る」「止まる」「方向転換」など、瞬時に動きを切り替えることで、敏捷性や瞬発力、巧緻性等を高める。
・全身を使って最大の力を発揮することで、筋持久力を養う。

②心情に関するねらい

・遊びの中で仲間意識をもち、協力することを楽しむ。

・追いかけたり、逃げたりする中で、挑戦したり、やり遂げる意欲を養う。

◎具体的な遊び例

①影踏み鬼

相手の影を踏むと鬼が入れ替わる鬼遊びです。相手そのものではなく、相手の影を踏むというのは意外と難しく、また、逃げるのはさらに難しくなります。これまで遊んできた鬼遊びとは異なり、影がどのように動くのかを考えながら動かないといけないため、影に対する知識も必要となります。晴れの日や、強い照明がある場所でしかできない遊びですが、影の不思議さを感じることのできる鬼遊びです。

②高鬼

鬼は地面より高い場所に昇れないという鬼遊びです。そのため、鬼は地面で待ち構えておかなくてはいけません。この場合、高いところに上った人が永遠と逃げ手になる可能性があるため、高い場所に昇っていられる時間を決めるとよいでしょう。アスレチックや固定遊具を利用しながら遊んでみましょう。

③しっぽとり

新聞紙やタオルをしっぽに見立てて、しっぽを取り合う鬼遊びです。相手にタッチするだけでなく、しっぽをとることが目的となります。自分のしっぽがとられないように注意しつつ、他の人のしっぽを取りにいかなくてはならないため、常に周囲の状況判断が求められます。最後の1人になるまで続けても良いのですが、とられた側が退屈になってしまう可能性があるため、時間を決めて行ったほうが良いでしょう。

氷鬼

捕まったら氷となりその場から動けなくなる鬼遊びです。仲間にタッチされると氷が溶け、再び逃げられるようになります。この鬼遊びの注意点は、鬼が変わらないという点です。鬼が変わらないため、鬼が全員を氷にするしか終わる方法がありません。その場合、鬼の負担が非常に重くなってしまうため、鬼の人数を全体の3分の1以上にする、または、制限時間を設けるというルールを設定することをお勧めします。

ねことねずみ

2つの列をつくり、1つはねこの列、1つはねずみ列として向かい合います。呼ばれた列の人は目印(木や線)まで逃げ、呼ばれなかった列の人は向かい合っていた人を追いかけるという遊びです。「ねこ」または「ねずみ」を呼ぶ人は「ね~ね~ね~ねこ!」といったように、最初の部分を伸ばすと面白くなります。時々、根っこ、ネクタイ、ねじ、などの関係のない言葉を入れるフェイントをしても盛り上がります。瞬発力の向上が期待される遊びです。

おおかみさん、今何時

おおかみさんを決め、他の人は少し距離を取る。周りの人が「今何時」と聞き、おおかみさんは1時~12時までの時間を答えます。12時以外であれば、言われた時間と同じ歩数おおかみさんに近づきます。何度か繰り返し、12時と言われたら逃げる遊びです。おおかみ役の人は、できるだけひきつけてから12時という必要があります。「だるまさんが転んだ」と似た要素をもった遊びですので、併せて遊んでみると良いかもしれません。

◎環境設定

3歳までの環境設定と変わりませんが、人数や発達に応じた場所を確保することが必要となります。動きも激しくなってくるため、参加人数と場所のバランスをしっかりと考える必要があります。また、高鬼などは場所の影響を大きく受けるため、固定遊具やアスレチックなど、どこまでを逃げられる範囲とするのか明確に決める必要があります。

◎安全への配慮

影踏み鬼やしっぽ取りなどの際に、他児を突きとばしたり、乱暴な行為をしないよう注意する必要があります。力も強くなってくる時期ですので、場合によってはトラブルに発展してしまう可能性もあります。そのため、ふざけたり、きまりを破るとケガにつながることを伝えておきましょう。

◎保育者の援助

ルールが少しずつ難しくなってくるため、鬼遊びが苦手な子はすぐに鬼になってしまうことが増えてきます。その場合、逃げるタイミングや方向を具体的に指示してあげて、少しでも上手に逃げられるコツを教えてあげましょう。上手に逃げられる、捕まえられる子に対しては、の駆け引きを楽しむ様子を実践し、その面白さに気付かせてあげましょう。運動能力にも個人差が出てくる時期ですので、それぞれの子に合った援助を考える必要があります。

鬼ごっこをする兄弟

5歳、6歳児

5歳、6歳児は4歳児に引き続き、集団での遊びが上手になる時期です。中でも、チームや集団での戦略的な駆け引きがより上手になるため、友達と協力してゲームを効率よく進めることができるようになります。そのため、ゲームのルールを理解したうえで、役割分担などをする機会も見られるようになります。遊び自体を楽しみつつ、勝負にも勝てるよう、戦略的にゲームを進める楽しさを感じてみましょう。

ねらい

①運動に関するねらい

・加速、減速を繰り返しながらスピードを調整することで、敏捷性を高める。

・いろいろなルールの鬼遊びを経験することで多様な動きを洗練させる。

②心情に関するねらい

・遊びの中で自分の役割を認識しながら、友達と協力する態度を養う。

・作戦を立てるなど、自分たちで創意工夫して遊びをつくる力を養う。

◎具体的な遊び例

①手つなぎ鬼

鬼に捕まったら、鬼と手をつないでいく遊びです。単純な遊びに感じるかもしれませんが、手をつないでいくということは、1人の時よりも動きづらくなってしまうということです。そのため、より戦略的に逃げ手を捕まえる必要があります。点ではなく面として考えながら、逃げ手を追い込んでいけるよう捕まえ方を工夫してみましょう。

②図形鬼

島鬼の安全地帯を様々な形へと変えた鬼遊びです。丸、三角、四角など、いろいろな形の安全地帯を準備することで、収容人数に違いをだしたり、図形への意識を高めたりすることにつながります。あえて小さな安全地帯を作ってみたり、おかしな図形を作ってみたりしながら、安全地帯の活用法を考えられるよう工夫してみましょう。

③ケイドロ(ドロケイ)

警察と泥棒に分かれ、追いかけたり逃げたりする遊びです。非常によく遊ばれる遊びですので、ご存じの方も多いのではないかと思います。警察側と泥棒側でチームが分かれ、さらにその中でも見張り役やおとり役などの役割が出てきたりします。チームで協力して戦略的に勝利を目指す代表的な遊びと言えるでしょう。ただ、1点だけ注意をしないといけない点として、警察側は泥棒を全員捕まえたら勝ちとなりますが、泥棒側の勝ち方がないため、警察署に宝を置く、制限時間を決めるなどのルールを追加して、泥棒側の勝ち方も用意してあげると良いでしょう。

当て鬼

鬼はボールをもち、ボールで逃げ手を当てたら鬼が変わる鬼遊びです。走りながらボールを投げるという高度な技術が求められる遊びです。純粋な足の速さだけではなく、投能力も必要とされることから、いつもの鬼遊びとはまた違った様子が見られることがあります。参加人数によっては鬼の数を増やすと盛り上がります。

缶蹴り

円を描き、中心に缶を置きます。一人が缶を蹴り、鬼がその缶を戻すまでに周りの人は隠れましょう。鬼は隠れている人を見つけ、「〇〇くん(ちゃん)、見つけた」と宣言しながら缶を踏みます。見つかった人は円の中に入り待機します。鬼に見つかり、缶を踏まれるまでに蹴ることができれば再度スタートとなります。ルールだけを見ると複雑に見えるかもしれませんが、遊んでいくうちにルールは身につくことがほとんどです。隠れ鬼の延長版と考えても良いかもしれません。鬼に見つからないように近づき、缶を蹴るということで、逃げ手の戦略性が求められる遊びとなります。

ことろことろ

鬼を一人決めます。その他の人は列をつくり、前の人の方に手を置きましょう。鬼と列が向かい合い、一番後ろの人をタッチされないように先頭の人は鬼から守ります。列をつくる人は一人でも手が離れてしまったら負けとなります。この遊びは戦略性というよりも力技に近い要素が必要となりますが、相手を揺さぶるという点では、戦略性が必要となります。非常に活動量の多い遊びとなりますので、休憩を適度に取りながら遊ぶようにしましょう。

◎環境設定

自分のチームが分かるように目印になるものを着用すると良いでしょう。色付きの帽子やビブス、しっぽなど、チームに分かれて遊ぶことが多くなってくるため、団結力を高めるためにも目印となるものを準備してあげましょう。また、同じ遊びの中でも、場所に変化を加えてみましょう。固定遊具などがある場合は、日によって違う固定遊具を遊び場として設定することで、戦略に違いが出てきます。いろいろな場でそれぞれに合った戦略が立てられるように工夫してみましょう。

◎安全への配慮

遊びの内容によっては、遊びに参加していない子が動線に入ってこないよう注意しましょう。当て鬼などのボールを扱う遊びでは、遊びに参加していない子がフィールドに入ってくると危険が伴う場合があります。そのため、場合によっては場を区切って安全性を確保する必要があります。また、危険な行動について遊びの前に伝え、子ども達自身が危険を回避できるよう指導をすることも必要です。5歳ともなると、言葉で指示を伝えることができるようになりますので、危険な行動については事前に注意喚起をしておくようにしましょう。

◎保育者の援助

危険な場面をみつけたら、どうして危険なのか考えさせながら話をしましょう。ただ叱るだけでは危険な行動を繰り返してしまう可能性があるため、なぜ危険なのかということをしっかりと説明しましょう。同時に、夢中になるとルールから逸脱する子がでてくることがあるため、そのつどルールを確認しましょう。勝ちを意識するあまり、ルールを守れない子もでてきます。その場合、ルールを守ることが遊びを楽しむことにつながること、危険から身を守ることにつながることなど、ルールを順守する大切さを教えてあげましょう。遊びのなかでは、協力の仕方や動き方などに気付かせ、作戦等を考えさせるよう促してあげましょう。子ども達の中から驚くような作戦などが出てくることもありますが、あまり勝てていないチームがある場合は助言をしてあげましょう。

おいかけっこをする子ども

今回は鬼遊びについて紹介しました。冒頭でも述べましたが、個人的には鬼遊びが最強の運動遊びだと思っています。少人数から大人数でも遊ぶことができ、異年齢でも遊ぶことができます。発達とともにバリエーションを増やしながら、いろいろな鬼遊びで楽しみましょう。

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