今回は若いうちから大学教員となるデメリットについて考えてみたいと思います。
20代~30代で大学教員になるということ
このようなタイトルを書くと「早いうちから大学教員のポストを得ておきながら、ふざけるな」とおしかりを受けそうですが、あえて考えてみました。
私は小学校教員から短大教員となり、現在は4年制大学で勤務をしており、ありがたいことに、20代から短大で働かせていただいております。
そのため、嫌味に聞こえるかもしれませんが、若いうちから大学で働かせてもらっている教員の一人と考えています。
基本的に、若いうちから大学教員になれるのであれば、それに越したことはありません。
そして、若いうちから大学教員なるメリットについては、ネット上にもたくさん情報が転がっているかと思います(おそらく)。
言わずもがな、若さゆえの恩恵をたくさん受けることができます。
ただ、デメリットについて指摘している記事はおそらくないのではないかと思っています。
2つ程度しか思い浮かばず、圧倒的にメリットのほうが大きいのですが、数少ないデメリットについてお話ししていきたいと思います。
①後輩ができない
大学教員という職業は、一般企業や小・中・高校の教員と異なり、毎年必ず教員の採用があるとは限りません。
現実的には毎年公募が起こっている大学がほとんどだと思いますが、採用されてくる新規職員が自分より年下や経歴が浅いとは限りません。
そのため、「後輩」という存在が現れづらいという特徴が挙げられます。
私は短大から現任校まで約8年ほど大学で働いておりますが、未だに後輩はおらず、私が一番下となっています。
40代でも若手とみなされるこの業界では、今後も後輩は見込めませんので、若いうちから大学教員になればなるほど、後輩は期待できないものと考えられます。
もちろん、その大学にいる歴が長くなれば年齢など関係なく、新規採用教員にとっては「先輩」となるのかもしれませんが、「年下の後輩」とは違った対応になるのは当然でしょう。
補足しますが、決して後輩がほしいというわけではなく、今の環境に不満があるというわけではないのですが、他の職業とは異なる点として挙げています。
②雑務地獄
①の後輩ができないという項目と大きく関係しますが、後輩ができないということは自分が一番年下ということになります。
そうすると、年功序列の強い日本においては、雑務というものが雨のように降りかかることがあります。
体力的にも一番フレッシュとみなされますので、学外業務などの実働部隊長として任命されがちです。
実際、私は教職課程にも絡んでいるのですが、実習巡回は最も遠い地域に飛ばされます。
というか、立候補します(あくまで自分から申し出るというのがポイントです)。
他にも、学科の会議などでは「誰かやってくれませんか」という問いかけがあった時には、最終的に手を挙げています(あくまで自分から申し出るというのがポイントです)。
私は死地に自分から突っ込んでいくスタイルですので、あまり参考にはならないかもしれませんが、若いというだけで仕事を頼まれやすいというのは事実としてあります。
しっかりと断ることができる、学科の圧力が少ないなど、働きやすい環境にいる方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、年功序列のプレッシャーを感じ続けている方もの話もたくさん聞きます(医学部系は結構プレッシャーが強いようです。)。
今回は若くして大学教員になるデメリットについて考えてみました。
冒頭でもお話しした通り、メリットのほうが圧倒的に多く、どの業界でも若手は仕事を振られながら覚えていくものだと理解しているつもりですが、10年以上後輩が入ってこないことがあるというのも、大学ならではの環境と言えるかもしれません。
一つの小ネタとしてお読みいただけたのであれば幸いです。
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