今回は大学教員公募における公募情報の蓄積についてお話ししたいと思います。
※大学教員公募についてお得な情報をまとめています。noteにて有料とはなりますが、30本以上の記事が詰まっていますので、ご参考になれば幸いです。
公募情報を蓄積するメリット
私は公募戦線に参戦してから、基本的に全ての公募書類をデータとして保存しています。
最近ではデータで入力をして、それを印刷して郵送するという形が一般的ですので、データを保存しておくということは何も珍しいことではないかと思います。
むしろ、毎回作成したデータを消している方のほうが珍しいのではないでしょうか。
①使いまわしができる
公募データを蓄積しておくと、似たような様式での公募が出た際、使いまわしをすることができます。
使いまわしという言葉を使うと、いかにも禁忌を犯しているような印象を受けるかもしれませんが、公募において使いまわしは必要です。
というよりも、履歴書などの経歴や研究業績に関しては、和暦や西暦などの書き方が違うことはあれど、内容は変わらないため、毎回手打ちで記入しようが、使いまわしでコピー&ペーストしようが、何も変わらないからです。
それであれば、効率的に作業が進む使いまわしをしたほうが圧倒的に作成時間を短縮することができます。
声を大にして言うことでもありませんが、使いまわしても変わらないものであれば、どんどん使いまわしをして良いと個人的には思います。
※当たり前ですが、論文やレポート作成などにおける使いまわしやコピー&ペーストは大罪です。
②精神衛生的に楽になる(ことがある)
①では自分の応募した公募データを蓄積することについてお話ししましたが、「公募の概要」まで蓄積しておくことをお勧めします。
私は、自分が応募できそうな公募が出た際、まず最初に概要をコピーします。
コピーの仕方は何でも構わないのですが、私の場合はjrecinの公募情報ページを全選択して、Wordに貼り付けています。
綺麗に整理したほうが良いのかもしれませんが、整理に時間をかけていたら本末転倒であり、情報が読み取れたら十分ですので、貼り付けるだけにしています。
こうすることで、掲載期間後に公募期間を見返したり、公募の細かい条件などを確認しなおしたりすることができます。
私が一番活用していたのは、締切期日です。
公募戦線にいらっしゃる方なら共感していただけるかと思いますが、応募した公募の締切期日はいつだったのか、ということが気になってしまうのです。
応募したら忘れるというのが鉄則ですが、締切期日が分からなくなってしまうと、今日は締切から何日たったのか、まだ期待しても大丈夫なのか、ということで精神衛生上よろしくないことがありました。
そのため、締切期日を含めた公募情報をコピーしておくことで、ネット上の掲載がなくなった後も確認することができます。
また、稀にですが、数年空いてから同じ分野の公募が同じ大学から出されることがあります。
そうなったときに、以前の公募と比較し、どの点が同じなのか、異なっているのかということの分析に使うことができ、「こういう人物を求めているのか」という公募の意図を読み取ることにもつながります。
意外と活用できることが多いため、個人的には公募の概要をコピーしておくとはお勧めします。
※写真はデータで保存しておく
番外編になりますが、公募に使用する写真はデータで保存しておくことをお勧めします。
本気で公募戦線に繰り出す場合、数十校に公募を出すこともありますので、頻繁に証明写真を撮るのも意外と億劫になるものです。
そのため、1枚データで写真を保存しておき、必要に応じて自宅、職場またはコンビニなどで印刷して公募書類に活用すると良いかと思います。
写真屋に行けば間違いないのですが、最近では証明写真機などでもスマートフォンにデータを送ることができるようですので、そのようなデータを活用しても良いかと思います(よほど外見が変わらない限り、少なくとも半年は同じ写真で使いまわせると思います。)
今回は短いですが、公募情報の蓄積についてお話ししました。
以前、私の戦歴という記事を投稿しています。
この記事が投稿できたのも、これまでの公募情報の蓄積があったからです。
公募情報が蓄積されないことが一番なのですが、これまで公募情報を保存してこなかったという方は、概要を含めた保存をお勧めします。
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