大学教員の仕事「3月あるある」

大学教員の仕事

今回は大学教員の3月に舞い込んでくる仕事についてお話ししたいと思います。

3月の仕事

春休みである2月、3月は大学教員にとって研究を進める絶好の機会となります。そのため、夏ほどではないですが、学会などが開催される機会も多くなり、研究に打ち込める時間が確保しやすい時期です。

ただ、3月に入ると、途端に増える仕事というのがあります。小学校教員の皆様であれば、学年末の成績評価、指導要録の作成、引継ぎ資料の作成、次年度に向けた準備(教科書・ドリル選定、新しい教室の整理、名簿の整理等)など、気持ち的には一息つきながらも、やることが次々に降ってくる時期だとお察しします。

大学教員はそれほど忙しくはありませんが、3月はやはり入れ替わりの時期ですので、引継ぎなど、新年度に向けた準備が始まります。

校種関わらず、教員という職業に就いていれば、「あるある」という感じかもしれませんが、大学における3月の仕事に就いて紹介したいと思います。

①規程、要綱、マニュアルの確認、修正

3月に入ると途端に増える仕事第1位は、書類の確認、修正と感じます。

確認、修正する書類というのは様々であり、例えば、実習を行っている学科であれば、実習要綱の見直しや、実習マニュアルの見直しなどがあります。また、委員会における規程の見直しなどもあり、とにかく、確認、修正が多いと感じます。

まあ、毎年確認することは重要ですので、必要なことだとはわかるのですが、要綱、規程、マニュアルなどはそれぞれの文量がべらぼうにあり、規程などは堅苦しい表現が多いため、確認作業で疲弊してしまいます。

大学は会議も多いため、自分が所属している委員会でそれぞれ規程の確認などがあった場合は正直たまったものではありません。

もちろん、きちんとチェックをしない人も半数程度いるのですが、他人事にしておいて、何か弊害が起きたときに不都合を被るのは委員会や学科に所属している自分達ですので、一応チェックするようにしています。

一言一句集中してチェックできているわけではないのですが、そもそもの文量が多いため、この確認作業で多くの時間が取られるというのは間違いありません。

②授業準備(シラバス作成を含む)

教員であれば当たり前だと思いますが、授業準備も3月に行う仕事の代表例です。

ただ、授業準備は個人差が激しく、私立と国立、年齢、所属組織の定員などで持ちコマ数が大きく変わってくるため、準備の程度もそれに併せて大きく変わってきます。

そして、意外かもしれませんが、大学教員の担当科目は毎年変更となることが多く、そのたびに新しく授業準備をしなければなりません。

後ほどお話しする内容と関わってくるのですが、科目の中には誰が担当しても差し支えない科目が存在します(ゼミ科目や初年次教育など)。

そのような科目は教員の入れ替わり時にはもちろん、入れ替わりがないときでも変更があります。

一度でも担当したことがあればよいのですが、担当経験のない若手教員や新任教員は準備が必要になります。

後期科目はまだしも、前期科目であれば4月の始業までに準備を終わらせなければならないため、必然的に3月に授業準備を行うこととなります。

③引継ぎの準備

これも必須ではないかもしれませんが、引継ぎがある場合はその準備も必要となります。

教員の入れ替わりだけでなく、多くの大学では学務分掌が2年周期で変わっていきます。

そのため、所属委員会が変わる場合には、引継ぎが必要となる場合があります。

資料が必要というわけではありませんので準備もそれぞれですが、新任教員への引継ぎなど、引継ぎ相手が大学に来て間もない場合などは、きちんと準備をする必要があるかもしれません。

※なすりつけ合いの勃発

これは仕事でも何でもありませんが、このなすりつけによって仕事量が変化するといっても過言ではありません。

大学教員に限りませんが、次年度の委員会業務や科目が決定する3月は仕事のなすりつけ合いが勃発しやすい時期です。

所属組織の方々が気遣いができる方々であれば問題ないのですが、個性の強い大学教員という人種の中で、そのような組織に所属できる確率は決して高くありません。

そうなると、新任教員や若手の教員に負担の大きい委員会や科目が回ってくることが往々にしてあります。

このなすりつけ合いに対抗する手段は基本的になく、「拒否する」しかないのですが、他の方の業務量を勘案しながら拒否しなければ、組織内の雰囲気が悪くなるのは避けられません。

引継ぎ

今回は3月に降ってくる仕事あるあるについてお話ししてみました。

もちろん、細かい仕事は他にもあるのですが、集中的に降ってきやすい仕事を挙げてみました。

また、上記の仕事とは別に研究関係の仕事も入りやすい時期ですので、夏季休業と同様、いつの間にか時間が過ぎているということが珍しくありません。

時間に余裕を持ちながらも、4月を迎えるための準備は万全にしておきたいものです。

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