慣れない授業

大学教員の仕事

今回は授業についてお話ししたいと思います。

今でも授業前は緊張する

私は小学校、短大、大学と10年近く教員を続けてきましたが、授業前は今でも緊張します。

もちろん、多少の慣れというものは出てきますので、学校に着任して初めて行う授業と、一年後、二年後に授業を行う授業とでは緊張の度合いは違いますが、それでも、全く緊張しない、ということはありません。
(1番緊張せずに行えるのは、ゼミなどの少人数授業でしょうか。)

そのため、他の先生方はどのような心持ちで授業をされているのか、非常に気になるところです。

小学校教員の頃の同僚は、夏休み期間中に「そろそろ授業をしたくなってきた」と言ってきたことがあり、「そんな感覚を味わってみたい」と思ったことを覚えています。

(そもそも教員という職業が自分に適していないのかもしれません、、、)

演技

そんな私ですが、一旦授業が始まってしまえば、そのまま波に乗って授業を進めることができます。
私の中では演技をしているのに近い感覚です。 

そうなると、保護者参観だろうと、研究授業だろうと、誰が見ていようと、あまり気にならなくなります。
(自慢ではないのですが、初任として着任した学校が毎年公開研究会を行なっていたため、毎年の公開授業と市の教育研究会における、代表授業者、大学においては、教員免許状更新講習や各種講演などを行ってきました。)

そのため、授業が始まる前が緊張のピークであり、始まってしまえば何ともない、といったタイプの人間だと私自身は思っています。

授業準備が緊張緩和剤

このようなタイプの人間ですので、少しでも不安や緊張から解放されるために、授業の流れを何度も確認してしまいます。

そして、私の場合準備を行うことによって、不安や緊張を和らげることができます。

小学校教員のときは活用することが難しかったのですが、短大、大学では授業の資料を再利用することができるため、年度が始まる前に資料の確認と更新を行い、授業に備えます。

毎年行っている授業内容ではあるのですが、前回の授業で説明しにくかったり、学生の理解が進んでないなと感じたりする部分は毎回出てくるため、全く同じ授業で良いということはほぼありません。
 

そのため、毎年準備に励み、緊張緩和へとつなげています。

基本的に授業準備を行うのが教員かと思いますので、当たり前のことではあるのですが、時々、感じるままに授業を行う先生もいらっしゃいます。

特に大学教員にはそのような方が多く、シラバスのテーマに沿って、ご自身の知識のみで授業を進める方もいます。

自分にはない能力ですので、純粋にすごいなぁと思いながら、日々粛々と授業準備に取り組んでおります。

教員の皆様は、日々の授業に緊張されるのでしょうか。

はたまた、緊張はせず、授業をもっとやりたいという感じなのでしょうか。

保護者参観や研究授業、講演などのイレギュラーな授業はさておき、日々の授業でも緊張するのか大変気になるところです。

もしよろしければ、コメントなどで教えていただけると幸いです。

私も今週から授業が始まりますので、緊張を少しでも和らげるべく、準備に取り掛かりたいと思います。

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